2007年03月15日
ミステリアスな冷たい渦巻きの話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Sydney, Australia (Mar 14, 2007 07:26 EST) Underwatertimes.com
海洋学者が語ったところによると、オーストラリアはシドニーから100キロ沖の海に巨大な冷水塊が存在するそうです。しかしなぜそこにあるのか、
Tasman Sea (タスマン海)の生態系にどのような影響を及ぼすのかについてはよく分かっていないそうです。
Wealth from Oceans Flagship Research program の David
Griffin 博士は冷水の渦はシドニー沖に定期的に現れるといいます。
20年前までは調査船で偶然に行きあわなければその存在を知るすべはなかったそうですが、今では衛星を通じて定期的に確認することができるとのこと。
深さは1000メートル以上にも達し、直径は200キロある渦巻きは約7日の周期を持っています。南オーストラリアと西オーストラリアの沖にある渦は数ヶ月もつことが確認されています。
複雑な因果関係の中で、東オーストラリア海流は大陸棚の端に沿って流れる代わりにシドニー沖の渦の周りを迂回して流れざるをえなくなっています。渦の中心では400メートルあたりの冷水が200メートルほど上昇していますが、逆に海面は70センチ程度低くなっているそうです。海面でのこの差は目には見えませんが、ヨーロッパと合衆国衛星 Jason-1, 地球軌道を回る Envisat や GFO では正確に測ることができます。
今日から Hobart(ホバート)で約200人のヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの satellite altimetry(衛星海面高度計)に携わる科学者が集まり会議を行う予定で、この冷水渦の現象も広範囲にわたる議題の1つになるでしょう、とのことです。
◆◇◆
渦潮というと鳴門を思い出します。そこにすむ魚は渦にもまれて生きているので美味しいという話を聞きますが、オーストラリアではどうなんでしょうか。
日本でも北海道南方や東方に渦があるようですよ。詳しくはこちら気象庁ホームページへどうぞ。
渦について勉強しよう
海洋の波と流れの科学
目からウロコ!日本地図の謎
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Sydney, Australia (Mar 14, 2007 07:26 EST) Underwatertimes.com
海洋学者が語ったところによると、オーストラリアはシドニーから100キロ沖の海に巨大な冷水塊が存在するそうです。しかしなぜそこにあるのか、
Tasman Sea (タスマン海)の生態系にどのような影響を及ぼすのかについてはよく分かっていないそうです。
Wealth from Oceans Flagship Research program の David
Griffin 博士は冷水の渦はシドニー沖に定期的に現れるといいます。
20年前までは調査船で偶然に行きあわなければその存在を知るすべはなかったそうですが、今では衛星を通じて定期的に確認することができるとのこと。
深さは1000メートル以上にも達し、直径は200キロある渦巻きは約7日の周期を持っています。南オーストラリアと西オーストラリアの沖にある渦は数ヶ月もつことが確認されています。
複雑な因果関係の中で、東オーストラリア海流は大陸棚の端に沿って流れる代わりにシドニー沖の渦の周りを迂回して流れざるをえなくなっています。渦の中心では400メートルあたりの冷水が200メートルほど上昇していますが、逆に海面は70センチ程度低くなっているそうです。海面でのこの差は目には見えませんが、ヨーロッパと合衆国衛星 Jason-1, 地球軌道を回る Envisat や GFO では正確に測ることができます。
今日から Hobart(ホバート)で約200人のヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの satellite altimetry(衛星海面高度計)に携わる科学者が集まり会議を行う予定で、この冷水渦の現象も広範囲にわたる議題の1つになるでしょう、とのことです。
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渦潮というと鳴門を思い出します。そこにすむ魚は渦にもまれて生きているので美味しいという話を聞きますが、オーストラリアではどうなんでしょうか。
日本でも北海道南方や東方に渦があるようですよ。詳しくはこちら気象庁ホームページへどうぞ。
渦について勉強しよう
海洋の波と流れの科学
目からウロコ!日本地図の謎
Posted by うおみ at 14:19│Comments(0)
│お魚ニュース
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