海の中へようこそ♪＝水中動画の釣りブログ＝

こんなニュース見つけちゃいました。

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3.12.2007 practical fishkeeping

研究者の発表によると、crucian carp(フナ） は肉食魚が近くに来ると体の形と泳ぎ方を変えることができることを発見したそうです。

発表したのは Paolo Domenici 氏ら南部スウェーデンの池の crucian carp (Carassius carassius)　について研究しているメンバーです。

以前の研究では crucian carp はフィッシュイーターに反応して体高が高くなることが分かっていました。体高を高くすることで pike（カワカマス） のような口の大きさの限られた肉食魚に襲われるリスクが減るのではないかと考えられているのです。

研究者は pike がいない池の体高の低い crucian carp と pike がいる池の体高の高い crucian carp の逃げ方をハイスピードカメラで撮影し、逃げ回るうちに体高が高くなり筋肉のパーセンテージが上がっていくとった形態変化が起こることに気づいたそうです。

スカンジナビアの湖や池は crucian carp も pike も一緒に生息しており、彼らの生息する変化しやすい環境が魚の phenotypic plasticity（表現系の可塑性） に関係してくると彼らは考えています。肉食魚がいる池に住む種は筋肉量が多く加速力があり速く向きを変えることができます。つまり体高が低い個体よりも短時間で危険から去ることができるのです。

そして crucian carp が天敵に襲われる圧力は低酸素状態によって大きく変わった可能性があると考えられるとのこと。というのも pike や他の肉食魚が死滅する中 crucian carp は極めて低酸素に強い種で耐え抜くことができ、可塑性によって捕食者がいない池の crucian carp は泳ぎ回るのに適した体高が低い体型になったのではないかと彼らは語っています。

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可塑性というのは生物が様々な環境条件下で、その環境条件に応じて表現型を変化させることだそうです。
日本の場合フナの天敵は川鵜やブラックバスとのこと。

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