2006年12月19日
海藻を復活させた芝生屋さんの話
こんなニュース見つけちゃいました。魚ニュースといいつつ今日の主人公はおじさんです。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Published December 17, 2006 Tampabay.com
Jim Anderson 氏は大の釣り好きで Cockroach Bay にお気に入りの釣りスポットがありました。しかし1995年郡委員会は湾の一部を閉鎖するかもしれないと宣言したのです。理由は一帯の海草床がボートのプロペラのために破壊されているからというものでした。
Anderson 氏は納得できません。「道路に穴があったらその道路を閉鎖するか?その前にまず修理するだろ。」彼はプロペラの傷跡を修理する方法を考え出しました。Anderson 氏は芝生農園を経営しているのです。
Anderson 氏は何人かの友人と"injection vessel" を作り、海藻の成長を促すためにプロペラ痕に栄養を注入したのです。
彼の努力のおかげで Cockroach Bay の海草の数は驚くほど増えました。しかし郡にとってはこれ程の改善では十分ではなかったらしく湾の一部は閉鎖されたままでした。もっとも彼のお気に入りの釣りスポットはなんとか閉鎖をまぬがれました。
1990年代後半、彼のところにNational Oceanic and Atmospheric Administration(米国海洋大気圏局、NOAA) から、彼のオリジナルの
injection vessel を使ってフロリダキーズのプロペラ痕でやられた海草を復活してもらえないかという依頼がやってきます。彼は調査をはじめ、膝まで水につかり水中にある溝が鍵を握ると考えます。
彼は溝には何も育たないと考え、移植を試みましたが、その努力は失敗に終わります。
彼はプロペラ痕の空間をふさぐ方法を考えなければなりませんでした。砂では流されてしまって役に立たないため、彼は biodegradable sleeve (生物分解可能なスリーブ)を立てそれを砂と彼オリジナルの処方の栄養剤で満たす方法をあみだします。
彼はこっそりキーズでこの新しい方法を試みました。なんと3ヵ月後再び海草がはえてきたのです。小さな緑が海底から芽を出しているところを見た時、彼はパテント弁護士と契約することを決心します。
その後彼は、海草をある場所から他の場所へ移植できる装置や地面に注入することができるボートなど様々な技術を開発します。彼の努力は次第に認められ、彼はキーウエスト中のプロペラ痕で作業し、海草が減ってしまったために激減したカニの数を回復させるべく Chesapeake Bay (チェサピーク湾)でも働きます。また彼は state Department of Transportation (州交通省)と共同で海草を移植するといった仕事もこなしました。
現在でも彼はフロリダの浚渫プロジェクトをチェックし、影響のあった海藻を植え直す機会を探しています。
しかし多くの場合浚渫されたあとにはマングローブや湿地植物が代わりに植えられます。その方がAnderson 氏の方法よりも安く上がるからです。
しかし彼は、今や自分の仕事をサポートしてくれる NOAA や Florida
Fish and Wildlife Conservation Commission (フロリダ魚類野生動物保存委員会)の研究が彼の仕事を増やしてくれることを確信しています。今月後半にはマイアミで200フィートの穴を埋める仕事をする予定とのこと。
◆◇◆
海の生物のニュースを見ていると
「数が減った」とか
「魚の死体が・・・」とか
「汚染がひどく・・・」
なんぞという話が多いんで気が滅入りがちなんですが、こういう願わしいモンが「増えた」系のニュース大好きです。全くハタケ違いのことをしていたおじさんが(当時56歳だったそうです。)お気に入りの釣り場を奪われることへの怒りから事は始まったわけですから、人生ほんと何があるかわからないですよね。
海藻は身体にいいぞ
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Published December 17, 2006 Tampabay.com
Jim Anderson 氏は大の釣り好きで Cockroach Bay にお気に入りの釣りスポットがありました。しかし1995年郡委員会は湾の一部を閉鎖するかもしれないと宣言したのです。理由は一帯の海草床がボートのプロペラのために破壊されているからというものでした。
Anderson 氏は納得できません。「道路に穴があったらその道路を閉鎖するか?その前にまず修理するだろ。」彼はプロペラの傷跡を修理する方法を考え出しました。Anderson 氏は芝生農園を経営しているのです。
Anderson 氏は何人かの友人と"injection vessel" を作り、海藻の成長を促すためにプロペラ痕に栄養を注入したのです。
彼の努力のおかげで Cockroach Bay の海草の数は驚くほど増えました。しかし郡にとってはこれ程の改善では十分ではなかったらしく湾の一部は閉鎖されたままでした。もっとも彼のお気に入りの釣りスポットはなんとか閉鎖をまぬがれました。
1990年代後半、彼のところにNational Oceanic and Atmospheric Administration(米国海洋大気圏局、NOAA) から、彼のオリジナルの
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彼は溝には何も育たないと考え、移植を試みましたが、その努力は失敗に終わります。
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◆◇◆
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Posted by うおみ at 18:39│Comments(0)
│お魚ニュース
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