2008年10月06日
カニ好きの方ご心配なく・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は美味しいカニが主人公です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Oct. 3, 2008 ScienceDaily
アメリカは North Carolina State University(ノースカロライナ州立大学) の研究者は blue crabs(ワタリガニの類) の養殖について新しい方法を確立することに成功したそうです。
ノースカロライナでは天然のブルークラブの個体数が2000年以来激減しています。同大学の marine, earth and atmospheric sciences(海洋地球大気科学部) の Dave Eggleston 教授は個体数を復活させようと様々な方法を研究していました。あるとき彼は天然のクラブへの影響を減らすのみならず農場経営者の利益にもなる方法を思いつきます。それはブルークラブを海ではなく農場のため池で育てるというものでした。
教授を初めとする研究チームは野生の小さいカニを捕まえることから始めたといいます。そしてそれをバスやブルーギルと一緒にため池に入れて育ててみたところ生存率は12パーセントあったとのこと。
彼らはブルークラブ養殖の技術を持つ University of Maryland's
Center of Marine Biotechnology(メリーランド大学マリンバイオテクノロジー研究所) とチームを組みこれらのカニをノースカロライナ州
Vernon James Research and Extension Center の淡水実験用の池に入れ飼育しました。そこではカニの成長率はぐんと高くなったといいます。
ノースカロライナ東部ではこれまでタバコの葉を主に栽培していたのですが、タバコの需要が減りつつある今多くの農家が新たな作物を探していることに Eggleston 教授は気づきます。そして多くの農家には灌漑用のため池がありもしブルークラブが淡水で生きることができるのであれば野生のカニを減らすことなくしかも農場にも新たな作物を提供することができると考えたのです。
Eggleston 教授たちはブルークラブが沿岸の水道水と同レベルの塩分濃度にも耐えられることを発見します。彼らはカニを養殖するのに最適な環境を作り出すために生息密度、エサ、池の中の生息場所などについて研究を進めます。
7月に教授らは10エーカーの池に4万匹、それより小さい池に4千匹の養殖ガニを入れて育てるという大規模なテストを行う機会を得ます。カニはおよそ105日で成熟し、この試みは成功に終わります。
ブルークラブの淡水での養殖は冬の間はうまくいきませんが、池育ちのカニは成長が早いため年に2回か3回は漁獲できると教授は期待しています。
◆◇◆
およそ1万平方メートルの池で5万匹のブルークラブを養殖した場合大人のカニになるのは約1万匹とのこと。カニ1匹につき約3ドルとして全部で約3万ドルになると教授は見積もっているようです。
ソフトシェルクラブとして大人気なのが脱皮したてのこのカニなんですね。旬は5~7月でアメリカの東海岸では夏の風物詩なんだそうです。
エビカニつながりでこんなニュースを見つけました。5日朝に初物の伊勢えびが水揚げされたという話です。三重県志摩市浜島町は「伊勢えびの町」として知られており、解禁日の1日が悪天候だったためこの日の朝に採れたイセエビ100匹を伊勢神宮内宮に献納して大漁や地域の繁栄を祈願したとのこと。伊勢えびの漁期は来年4月末まで、成育はほぼ例年並だそうです。
おいしいアメリカ見つけた。
鳥羽水族館館長のジョーク箱(ボックス) アッと驚く動物たちの知恵
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Oct. 3, 2008 ScienceDaily
アメリカは North Carolina State University(ノースカロライナ州立大学) の研究者は blue crabs(ワタリガニの類) の養殖について新しい方法を確立することに成功したそうです。
ノースカロライナでは天然のブルークラブの個体数が2000年以来激減しています。同大学の marine, earth and atmospheric sciences(海洋地球大気科学部) の Dave Eggleston 教授は個体数を復活させようと様々な方法を研究していました。あるとき彼は天然のクラブへの影響を減らすのみならず農場経営者の利益にもなる方法を思いつきます。それはブルークラブを海ではなく農場のため池で育てるというものでした。
教授を初めとする研究チームは野生の小さいカニを捕まえることから始めたといいます。そしてそれをバスやブルーギルと一緒にため池に入れて育ててみたところ生存率は12パーセントあったとのこと。
彼らはブルークラブ養殖の技術を持つ University of Maryland's
Center of Marine Biotechnology(メリーランド大学マリンバイオテクノロジー研究所) とチームを組みこれらのカニをノースカロライナ州
Vernon James Research and Extension Center の淡水実験用の池に入れ飼育しました。そこではカニの成長率はぐんと高くなったといいます。
ノースカロライナ東部ではこれまでタバコの葉を主に栽培していたのですが、タバコの需要が減りつつある今多くの農家が新たな作物を探していることに Eggleston 教授は気づきます。そして多くの農家には灌漑用のため池がありもしブルークラブが淡水で生きることができるのであれば野生のカニを減らすことなくしかも農場にも新たな作物を提供することができると考えたのです。
Eggleston 教授たちはブルークラブが沿岸の水道水と同レベルの塩分濃度にも耐えられることを発見します。彼らはカニを養殖するのに最適な環境を作り出すために生息密度、エサ、池の中の生息場所などについて研究を進めます。
7月に教授らは10エーカーの池に4万匹、それより小さい池に4千匹の養殖ガニを入れて育てるという大規模なテストを行う機会を得ます。カニはおよそ105日で成熟し、この試みは成功に終わります。
ブルークラブの淡水での養殖は冬の間はうまくいきませんが、池育ちのカニは成長が早いため年に2回か3回は漁獲できると教授は期待しています。
◆◇◆
およそ1万平方メートルの池で5万匹のブルークラブを養殖した場合大人のカニになるのは約1万匹とのこと。カニ1匹につき約3ドルとして全部で約3万ドルになると教授は見積もっているようです。
ソフトシェルクラブとして大人気なのが脱皮したてのこのカニなんですね。旬は5~7月でアメリカの東海岸では夏の風物詩なんだそうです。
エビカニつながりでこんなニュースを見つけました。5日朝に初物の伊勢えびが水揚げされたという話です。三重県志摩市浜島町は「伊勢えびの町」として知られており、解禁日の1日が悪天候だったためこの日の朝に採れたイセエビ100匹を伊勢神宮内宮に献納して大漁や地域の繁栄を祈願したとのこと。伊勢えびの漁期は来年4月末まで、成育はほぼ例年並だそうです。
おいしいアメリカ見つけた。
鳥羽水族館館長のジョーク箱(ボックス) アッと驚く動物たちの知恵
Posted by うおみ at 15:08│Comments(0)
│お魚ニュース
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