お豆は苦手?・・・という話

うおみ

2011年02月15日 16:28

こんなニュース見つけちゃいました。

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Feb. 11, 2011 Science Daily

BioMar Group 社は世界的に有名なノルウェーの企業で養殖魚用の飼料を提供しています。同社の研究者たちは植物の成分を細かく分析できる最新のツールを使用して魚の飼料に最適な野菜の成分について研究するプロジェクトを行ってきました。

サーモンとレインボウ・トラウトの飼料として可能性のある様々なタンパク質に富んだ植物を調査するプロジェクトはアメリカやカナダの研究者と合同で行われました。両国はそれぞれ飼料用大豆とエンドウ豆の供給国なのです。

動物にとって植物中の栄養阻害物質の存在は重要だといいます。これらの物質により植物の味に苦味がでたり、それを食べた動物が病気になったりする場合があるからです。

プロジェクトでは特にサポニンという物質について調べているとシニア・サイエンティストの Marie Hillestad 博士は説明します。これは大豆に含まれる物質で、サーモンに与えると腸粘膜の炎症などのトラブルを引き起こすことが研究の結果分かったのです。

Hillestad 博士は、あるタンパク質とサポニンが結びついた場合魚に目立った影響を与えることが分かったと話します。例えば、サポニンとエンドウたん白はサーモンとレインボウ・トラウトにとって最悪の組み合わせです。しかしサポニン成分を含まないエンドウ豆は魚の飼料として優れたタンパク質なのです。

しかも研究者はサポニン自体では常に魚に問題が起きるとは限らず、他の成分と結びついた時だけトラブルを引き起こすことも発見しました。

なぜこの組み合わせが魚にトラブルを引き起こすのかその理由はまだはっきりとは分かっていません。Hillestad 博士は今後その謎を解明するとともに野菜成分の中でのサポニン量の定量化を実現しなければならないと語っています。

◆◇◆
サポニンは多くの植物に含まれている他、ナマコやヒトデにも含まれているそうですね。
養殖魚のエサもいろいろと研究が進み最適なものが開発されているようです。


「春近し」のニュースを見つけました。14日、ウェザーニューズが桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表し、大手の予想が出揃ったそうです。同社によると最も早い開花は3月中旬、九州や四国太平洋側で始まり、東京の予測は3月下旬~4月とのこと。全国的に3月上旬や下旬に寒さが戻ることが予想され、昨年よりはやや遅めの開花になりそうです。







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