テムズ川に現れたクジラの謎が解決したという話

うおみ

2006年12月18日 15:45

こんなニュース見つけちゃいました。(魚ニュースといいつつ主人公はクジラです。)

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Last Updated: 1:28am GMT 17/12/2006 Telegraph.co.uk

科学者達はなぜ3トンもあるクジラがテムズ川をさかのぼり、死に到ってしまったかという謎が解けたと考えています。

Willy というニックネームの northern bottle-nosed whale (キタトックリクジラ)の遺骸を調査した専門家は、水中地震探査が石油産業を使って若いクジラを回遊ルートからそらしたと主張しています。

"explosions" of sound は海底下の石油の位置を確認するために使われます。遠くなると音は小さくホイッスルのようになり、これがクジラの鳴き声に似ているというのです。科学者達が考えるのは Willyは、(実際のところ女の子だったようですが)仲間とはぐれてしまい、ホイッスルにおびき寄せられるように北海に入り込んでしまったのではないかということです。

それからクジラは本能的に南西の方向を目指し、通常はノルウェー海を過ぎてスコットランドの先端を通り、大西洋に出ます。

しかし Willy はまちがって英国の東側を降りてしまっていたので、南西に向いた時にテームズ川の河口に出てしまったのです。

そこで彼女は鼻先を行きかうボートにまごついて川をさかのぼります。結局テームズ沿いに約50キロ先のロンドンのWaterloo Bridge (ウォータールー橋)付近で目撃されます。

川底からエサを与えるという努力もむなしくクジラの体力は衰えていきます。Willy は体重の圧力で血液が体内の器官に行き渡らなくなったのではしけで海へ戻されました。

お腹をすかせたクジラは、死ぬ数日前に川底の藻やプラスチックバック、はたまたベークドポテトなどを食べていたということが分かったそうです。


◆◇◆
今年の1月いきなりテムズ川にあらわれロンドン中の関心の的となったクジラのニュース覚えてますか?体長約5メートルの子供のクジラは2日間市民のアイドルでしたが、海への移送中衰弱が激しくなり手当ての甲斐なく死んでしまいました。彼女の遺体の調査結果からいろいろ分かったというニュースです。
迷子になっただけでもかわいそうなのに、最後の晩餐がベークドポテトだなんてかわいそすぎないですか。通常の食べ物は深海イカなんかだそうですよ。




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