イスラエル初の試みとは・・・という話

うおみ

2008年03月16日 15:20

こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつまたまたウミガメの話です。

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
3/14, 2008 WFRV.com

Tchompy はまだ若い10代の loggerhead turtle(アカウミガメ) です。彼は3週間前にイスラエルのビーチに打ち上げられているところを発見されました。

彼の左の前のヒレはなくなり他のヒレも重傷を負っていました。どうやら釣り糸に絡まった結果のようでした。

Israeli Turtle Rescue Center(イスラエル・タートル・レスキュー・センター) の獣医外科専門医は Tchompy の骨の小片とほかの部分の甲羅を使って切断されたヒレの部分にメタルプレートをはめ込む手術を行うことを決定したのです。これはレスキューセンターでも初の試みでした。

手術は成功しほぼ3週間たった今 Tchompy は目覚しい回復をしています。同センターのプロジェクト・コーディネーターである Yani Levy 氏は耐え抜いた彼の強さをほめたたえています。

最終目標としては Tchompy を海に帰してやることですが、それは何ヶ月かの厳しいリハビリテーションの後になるはずです。

残念なことに同センターで手当てをするひどい傷を負ったウミガメは
Tchompy だけではないのが現状です。1年におよそ50頭のウミガメたちが救命治療を経験するのです。そのほとんどはボート、ジェットスキー、釣り糸、プロペラといったものと接触して傷を負ってしまうといいます。

100年にも及ぶウミガメ人生の中で Tchompy はまだまだ若造ですが、危険に満ちた現代の海では彼の寿命も短いものになってします可能性があるのです。

◆◇◆
先日もアメリカでウミガメのヒレを回復する手術を行うというニュースを紹介しました。チョンピー君が早く地中海を泳ぎまわれる日が来ればいいと思うのと同時に、何とか動物と人間がぶつからずに存在できるようにならないもんかと考えてしまう次第です。

地中海つながりでちょっと古いですが気になるニュースを見つけました。地中海原産のあるものが「ウォンテッド」されているそうです。それは「オオクビキレガイ」という外来カタツムリだそうで、ポスターを配布して捜索依頼を出しているのは九州大学総合研究博物館の松隈明彦教授です。このカタツムリは北九州市を中心に佐賀や山口、飛んで和歌山県で農作物に被害を与えているそうで、地中海と違い日本では一年中活動できるために原産地以上の被害が心配されるとか。心当たりがある人は情報提供されてみてはいかがでしょう。









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地中海の記憶 先史時代と古代











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