スネークヘッド恐るるにたらず・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はあのお騒がせな魚の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
MIAMI Nov. 27, 2008
chron.com
フロリダに住む引退した医師 Marty Arostegui 氏は North Lauder-
dale(ノース・ローダーデール) のハイウェイ沿いにある狭くてにごった水路で捕まえたある魚を料理し、家族とゲストに出しました。
ライスとサラダとともに皿に盛られた魚の白身を一同は美味しいと絶賛します。
その魚はなんと2キロの snakehead(ライギョ) でした。この魚はぬるぬるした醜悪な顔をしたアジア原産の淡水魚で、この8年間フロリダからニューヨーク、アーカンサスの水産業関係者を悩ませている魚なのです。
北東部の州では毒を使ったり池の水を抜いたりしてこの魚の駆除に努め、また生きたスネークヘッドの所持を禁止するなどの処置をとっていますがその生息数は確実に増えているといいます。
Florida Fish and Wildlife Conservation Commission(フロリダ魚類野生動物保存委員会) の外来魚研究所の Paul Shafland 氏はスネークヘッドを釣った場合はリリースしないで食べるよう指導しています。
しかし今のところこの厄介な外来種は当初予測されていたような環境破壊をもたらしてはいないようです。
同委員会は最近 electrofishing(電気漁法) を用いた調査を行いました。これは弱い電気を流して魚を気絶させ調査する方法です。その結果スネークヘッドの数が増えても largemouth bass(オオクチバス)と pea-
cock bass(ピーコックバス ) の数に打撃を与えることはないことが分かったのです。この2種類はサウス・フロリダの湖や運河でゲームフィッシングに欠かせない重要な魚なのです。
死んだスネークヘッド127匹の胃の中を調査したところ見つかったのは同種13匹、ブルーギル1匹、モスキートフィッシュ11匹、warmouth(ワーモス、サンフィッシュ科の魚) 7匹、ピーコックバス2匹、トカゲ、ヒキガエル、小さなカメ、ネズミ、ヘビだったそうです。結局オオクチバスは見つからなかったとのこと。
◆◇◆
とりあえずバスが大丈夫だからいいか、というわけではないんでしょうが、それにしても何でも食べる魚のようです。
白身魚つながりでこんな
記事を見つけました。白身魚フライの主役だったスケトウダラが昨年から続く価格高騰で、学校給食や弁当チェーンが直撃を受けているとのこと。そこで大手水産会社は代替魚としてベトナムからナマズの一種「バサ」の輸入量を増やしていくことを決めたそうです。この魚は主にメコン川に生息し、成長すると1.5メートルにもなる淡水魚でベトナムやカンボジアでは食用魚として親しまれているそうです。欧米ではすでにかなりの量が流通しているとのこと。
お味の程は如何なのでしょうか。
川や池の魚
シークレットルアーテクニック湖沼
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