オペを受けた魚の話

うおみ

2009年05月10日 12:13

こんなニュース見つけちゃいました。

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(手術に耐えているけなげなカワハギ君の写真が載ってます。)
08 May 2009 Telegraph

ZSL London Zoo(ロンドン動物園)の水族館で飼育されている prickly leatherjacket triggerfish(モンガラカワハギの類) の Prudence に良性腫瘍があることが発見され先日手術が行われた模様で
す。

Prudence は麻酔をかけられ常に湿り気を与えられながら1時間にも及ぶ手術に耐えたそうです。

手術は無事成功し Prudence は水槽に戻り水族館を訪れる人に元気な様子を見せているとのこと。

プリックリー・レザージャケット・トリガーフィッシュはカワハギの仲間でインド洋から西太平洋原産の魚です。この魚の名前の由来は長く伸びた背ビレが銃器のトリガー(引き金)の形に似ていることとざらざらした手触りからきています。

トリガーフィッシュの中には繁殖期になると非常に攻撃的になる種類もいるそうです。特に Picasso triggerfish(ムラサメモンガラ) と titan trig-
gerfish(ゴマモンガラ) は巣を守るために侵入者に必死に攻撃を仕掛け、スキューバダイバーやシュノーケラーといえども容赦しないとのこと。

◆◇◆
これらの魚は産卵期になると歯をむき出しにして噛み付いてくるそうです。鋭い歯で噛まれると出血したり傷になったりでかなり痛い思いをするのだとか。体が大きい魚の場合はかなりの重症になるようで要注意な魚です。

カワハギとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。京都市動物園では9日恒例のヒツジの毛刈りを公開で行ったそうです。厚い毛皮をまとったヒツジも約30分で涼しげな丸刈り姿になったとのこと。
この日は京都市で29度と今年最高気温を記録したそうで、今年も暑い時期が来るのか・・とヤレヤレな心境です。









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