2012年02月02日
うるさい船に取り付くものたちとは!?・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はひっつき系生物の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Mon, 30 Jan 2012 3NEWS
ジェネレーターの使用などによりノイズが多い船の船体にはフジツボなどの生物が付きやすいことが新たな研究で分かったそうです。
フジツボ、二枚貝、スポンジ、海藻などは船体に付きやすくそのままにしておくと船の速度を落とし燃費を悪化させる厄介な存在です。商業船は貼り付きを予防するため毎年毒性を含むペンキを塗るなどしなければならず多額のコストが掛かります。
研究を行ったのは NIWA(ニュージーランド国立大気水圏研究所)と Auckland University(オークランド大学)の科学者です。
研究チームは水中スピーカーを用いてクルーズ船、木材船、コンテナ船などがまだ港に停泊している時の水中の音を録音し、音の大きさとジェネレーターの周波数を調べます。ジェネレーターは港に停泊している時から稼動を始め水中に音を発し、それが遠くへと伝わるのです。
その録音を研究所へ持ち帰り2つのグループに分けた二枚貝の稚貝を使って実験します。稚貝はまだ定着前の段階で、水中を泳ぎまわり定着場所を探している状態です。一つ目のグループは水槽に船のノイズ音を水中スピーカーから流し、もう一方は静かな水槽に入れるのです。
その結果ノイズ音にさらされていたグループの稚貝はもう一方のグループよりも早く定着することが分かったそうです。
それは実験開始から数時間以内という早さでした。つまりこれは港内にいる船がジェネレーターを稼動させている時間枠内に稚貝がノイズにさらされひきつけられている可能性があるということになります。
科学者たちは船が発生するノイズを減らす方法や、あるいは船が港に停泊中切り替えて使用できる陸地ベースの電源供給システムを提案していきたいと考えているそうです。
◆◇◆
*気になる表現覚え書き*
logging 材木搬出
dampen 湿らせる、鈍らせる
eliminat 除く、削除する
*気になるニュース*
大阪市の海遊館で、オオサンショウウオの展示水槽に新たに外来種の「チュウゴクオオサンショウウオ」が登場したそうで注目を集めているとのこと。オオサンショウウオは日本固有の在来種ですが、チュウゴクオオサンショウウオは食用やペットとして中国から持ち込まれたもの。近年野生化したチュウゴクオオサンショウウオとオオサンショウウオの交雑種が確認され種の存続が懸念されているそうです。同館では「固有種の保存の問題に関心をもってもらおう」と水槽の中央を仕切り両種を見比べられるように工夫して展示しているそうです。
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Mon, 30 Jan 2012 3NEWS
ジェネレーターの使用などによりノイズが多い船の船体にはフジツボなどの生物が付きやすいことが新たな研究で分かったそうです。
フジツボ、二枚貝、スポンジ、海藻などは船体に付きやすくそのままにしておくと船の速度を落とし燃費を悪化させる厄介な存在です。商業船は貼り付きを予防するため毎年毒性を含むペンキを塗るなどしなければならず多額のコストが掛かります。
研究を行ったのは NIWA(ニュージーランド国立大気水圏研究所)と Auckland University(オークランド大学)の科学者です。
研究チームは水中スピーカーを用いてクルーズ船、木材船、コンテナ船などがまだ港に停泊している時の水中の音を録音し、音の大きさとジェネレーターの周波数を調べます。ジェネレーターは港に停泊している時から稼動を始め水中に音を発し、それが遠くへと伝わるのです。
その録音を研究所へ持ち帰り2つのグループに分けた二枚貝の稚貝を使って実験します。稚貝はまだ定着前の段階で、水中を泳ぎまわり定着場所を探している状態です。一つ目のグループは水槽に船のノイズ音を水中スピーカーから流し、もう一方は静かな水槽に入れるのです。
その結果ノイズ音にさらされていたグループの稚貝はもう一方のグループよりも早く定着することが分かったそうです。
それは実験開始から数時間以内という早さでした。つまりこれは港内にいる船がジェネレーターを稼動させている時間枠内に稚貝がノイズにさらされひきつけられている可能性があるということになります。
科学者たちは船が発生するノイズを減らす方法や、あるいは船が港に停泊中切り替えて使用できる陸地ベースの電源供給システムを提案していきたいと考えているそうです。
◆◇◆
*気になる表現覚え書き*
logging 材木搬出
dampen 湿らせる、鈍らせる
eliminat 除く、削除する
*気になるニュース*
大阪市の海遊館で、オオサンショウウオの展示水槽に新たに外来種の「チュウゴクオオサンショウウオ」が登場したそうで注目を集めているとのこと。オオサンショウウオは日本固有の在来種ですが、チュウゴクオオサンショウウオは食用やペットとして中国から持ち込まれたもの。近年野生化したチュウゴクオオサンショウウオとオオサンショウウオの交雑種が確認され種の存続が懸念されているそうです。同館では「固有種の保存の問題に関心をもってもらおう」と水槽の中央を仕切り両種を見比べられるように工夫して展示しているそうです。
Posted by うおみ at 12:17│Comments(0)
│お魚ニュース
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