2007年02月25日
アワビと謎のウイルスの話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
February 25, 2007 The Age.com.au
オーストラリアは VICTORIA(ビクトリア)の8000万ドルのアワビ産業は新種のウイルスの広がりにともなって初めての打撃を経験しているそうです。
オーストラリアは世界のアワビ市場にかなりのシェアを占めていますが、養殖ものから野生の資源まで病気が広がっているのでは、という疑いがありアワビ産業がおちこんでいます。
美味で値段も張るアワビですが、ganglioneuritis と呼ばれるヘルペス様ウイルスによって western Victorian の海から姿を消してしまったのです。そのウイルスが Portland (ポートランド)や Port Fairy(ポート・フェアリー)付近のアワビ養殖場で知られるようになったのは15ヶ月前でした。
そのウイルスは人間には影響を与えませんが、アワビに感染すると水中で岩にくっついている力がなくなり結局死んでしまい漁獲できなくなるのです。
去年の5月にウイルスが再発見されたあと養殖場は自主的に隔離し何百万もするアワビを犠牲にして設備を消毒しました。
ところが Port Fairy 沖でまたもやウイルスが見つかり付近への広がりを見せています。
Victorian Abalone Divers Association はウイルスの侵入を防ぐために、Warrnambool と Port Campbell 間でのすべてのフィッシングを禁止するという思い切った策をとっています。
Victoria の漁業者は初めてウイルスが発見された時の対応が手ぬるかったと野党から批判されていますが、ビクトリア州政府の漁業本部長である Peter Appleford 氏はいったんウイルスが野生のアワビに感染し広まればとめる手立ては何もない、と語ります。そしてこのウイルスがどこからどのようにしてやってきたのか確実なことは分からないが、今回のケースで漁業者がとった処置は国際的な専門家の間でも評価されていると語ります。
一方養殖場の代表である Australian Abalone Growers Associ-
ation は、信頼できる科学的なサポートがないという批判にさらされアワビ産業の評判は落ちるいっぽうであると感じているとのこと。
◆◇◆
アワビの養殖というのは中国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、メキシコ、南アフリカなどで行われているようです。特にオーストラリアでは技術も確立し企業化されて安定した生産を誇ってきたというので、この一連のウイルス騒ぎは大打撃でしょうね。
オーストラリアアワビは日本でもクロアワビの代わりとして人気が出てきたとか。「踊り焼き」などではクロアワビよりおいしくなるといううわさもあるようです。
でもやっぱり高嶺の花
鮮度バツグン!とっても柔らかお刺身用 オーストラリア産活〆グリーンリップアワビ 4Lサイズ20...
いちご煮
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February 25, 2007 The Age.com.au
オーストラリアは VICTORIA(ビクトリア)の8000万ドルのアワビ産業は新種のウイルスの広がりにともなって初めての打撃を経験しているそうです。
オーストラリアは世界のアワビ市場にかなりのシェアを占めていますが、養殖ものから野生の資源まで病気が広がっているのでは、という疑いがありアワビ産業がおちこんでいます。
美味で値段も張るアワビですが、ganglioneuritis と呼ばれるヘルペス様ウイルスによって western Victorian の海から姿を消してしまったのです。そのウイルスが Portland (ポートランド)や Port Fairy(ポート・フェアリー)付近のアワビ養殖場で知られるようになったのは15ヶ月前でした。
そのウイルスは人間には影響を与えませんが、アワビに感染すると水中で岩にくっついている力がなくなり結局死んでしまい漁獲できなくなるのです。
去年の5月にウイルスが再発見されたあと養殖場は自主的に隔離し何百万もするアワビを犠牲にして設備を消毒しました。
ところが Port Fairy 沖でまたもやウイルスが見つかり付近への広がりを見せています。
Victorian Abalone Divers Association はウイルスの侵入を防ぐために、Warrnambool と Port Campbell 間でのすべてのフィッシングを禁止するという思い切った策をとっています。
Victoria の漁業者は初めてウイルスが発見された時の対応が手ぬるかったと野党から批判されていますが、ビクトリア州政府の漁業本部長である Peter Appleford 氏はいったんウイルスが野生のアワビに感染し広まればとめる手立ては何もない、と語ります。そしてこのウイルスがどこからどのようにしてやってきたのか確実なことは分からないが、今回のケースで漁業者がとった処置は国際的な専門家の間でも評価されていると語ります。
一方養殖場の代表である Australian Abalone Growers Associ-
ation は、信頼できる科学的なサポートがないという批判にさらされアワビ産業の評判は落ちるいっぽうであると感じているとのこと。
◆◇◆
アワビの養殖というのは中国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、メキシコ、南アフリカなどで行われているようです。特にオーストラリアでは技術も確立し企業化されて安定した生産を誇ってきたというので、この一連のウイルス騒ぎは大打撃でしょうね。
オーストラリアアワビは日本でもクロアワビの代わりとして人気が出てきたとか。「踊り焼き」などではクロアワビよりおいしくなるといううわさもあるようです。
でもやっぱり高嶺の花
鮮度バツグン!とっても柔らかお刺身用 オーストラリア産活〆グリーンリップアワビ 4Lサイズ20...
いちご煮
Posted by うおみ at 16:48│Comments(0)
│お魚ニュース
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