2007年10月16日
セノーテの復活を目指せ!・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は泉にかけるおばちゃんたちの話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Yokdzonot, Mexico October 15, 2007 Christian Science Monitor
ユカタン半島には cenote(セノーテ) というかつては神聖な場所とされていた淡水の泉が多数あります。その名もマヤ語で "above the ce-
note" を意味するというメキシコの Yokdzonot という小さな町にもその真ん中にセノーテがあります。ところがこのセノーテはここ数年なんと近隣の住民達のゴミ捨て場として使われていたのです。
そこで中年の女性のグループがこのセノーテを観光に使えないかと立ち上がりました。。
男達は彼女達のことを愚か者扱いしました。しかし25人のグループはジャングルを切り開き、泉からガラス瓶やプラスチックバッグを一つ一つ引き上げていきました。平らな石を敷いて道を造り、木で柵を作ります。すべて仕上げるのに1年以上かかったそうです。
Yokdzonot Ecological Park and Cenote は今年の冬オープンしました。回りはつる草に覆われ、セノーテの水は澄みきって鮮やかな色合いの魚が泳いでいるのが見えるとても美しいところです。グループのメンバー Mirna Yolanda Mendez さんは「自分達はみんな主婦です。誰も私達がここまでやり遂げるとは思っていませんでした。」と語っています。
こうしたセノーテの存在は10年前まではほとんど知られていませんでした。泉で泳いだり鍾乳石のある洞穴を見学したりするツーリストは少しずつ訪れていましたが、大半はほとんど興味を持たず、古代のマヤのピラミッドや Chichen Itza(チチェン・イツァー) の観光に行く途中に通り過ぎるだけだったのです。また地元の人も子供以外はセノーテで泳ごうなどと考える人はいなかったといいます。
観光客の一人 Belisa Barbachano さんもこれまでは遺跡近くの
Hacienda Chichen(アシェンダ・チチェン)ホテルに宿泊し、Yokdzo-
not の町は通り過ぎるだけでした。しかし昨年のある日近道を通った彼女は夜にかけて作業をしている女性たちのグループに出会うのです。
彼女はじめはハイエンドを求めるツアー運営者かと思ったそうですが、足を止めて話を聞くにつけ観光を盛り上げ自分達の収入を増やすための草の根の努力をしているグループだということを知るのです。彼女は大変感銘を受け自分のスタッフを遣わしたり資金的にも協力しているとのこと。
今ではハイウェイに手作りの標識がかけられ観光客の道しるべになっています。彼女達グループはセノーテの隣に小さなやしの葉で覆われたレストランを造りました。彼女達は掃除をし、2ドルの入場料の会計処理をし、レストランで料理にはげみます。セノーテでの仕事はどんどん進んでいます。今やグループは稼ぎ出したお金のほとんどをこの小さな公園とセノーテを維持する費用に回しているそうです。
◆◇◆
ユカタン半島では3000のセノーテが登録されているそうですが、おそらくは7000から8000はあるのではないかと考えられているそうです。古代マヤの人々にとっては生活になくてはならないもので、水源であっただけでなく underworld への入り口としてあがめられていたとのこと。古代の人々は、金やヒスイの他生贄なども投げ入れていたそうです。
メキシコのおばちゃんたちの努力によってよみがえったセノーテ・パークではシュノーケルの道具やマウンテンバイクなどの貸し出しもしているそうで、アドベンチャーにはもってこいですよ。ぜひ一度こんなところでウオミをしたいものです。

ポストカード5枚セット "ユカタン"

マヤ文明 カレンダーモチーフ シルバー製 メキシカンペンダントトップmx343
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Yokdzonot, Mexico October 15, 2007 Christian Science Monitor
ユカタン半島には cenote(セノーテ) というかつては神聖な場所とされていた淡水の泉が多数あります。その名もマヤ語で "above the ce-
note" を意味するというメキシコの Yokdzonot という小さな町にもその真ん中にセノーテがあります。ところがこのセノーテはここ数年なんと近隣の住民達のゴミ捨て場として使われていたのです。
そこで中年の女性のグループがこのセノーテを観光に使えないかと立ち上がりました。。
男達は彼女達のことを愚か者扱いしました。しかし25人のグループはジャングルを切り開き、泉からガラス瓶やプラスチックバッグを一つ一つ引き上げていきました。平らな石を敷いて道を造り、木で柵を作ります。すべて仕上げるのに1年以上かかったそうです。
Yokdzonot Ecological Park and Cenote は今年の冬オープンしました。回りはつる草に覆われ、セノーテの水は澄みきって鮮やかな色合いの魚が泳いでいるのが見えるとても美しいところです。グループのメンバー Mirna Yolanda Mendez さんは「自分達はみんな主婦です。誰も私達がここまでやり遂げるとは思っていませんでした。」と語っています。
こうしたセノーテの存在は10年前まではほとんど知られていませんでした。泉で泳いだり鍾乳石のある洞穴を見学したりするツーリストは少しずつ訪れていましたが、大半はほとんど興味を持たず、古代のマヤのピラミッドや Chichen Itza(チチェン・イツァー) の観光に行く途中に通り過ぎるだけだったのです。また地元の人も子供以外はセノーテで泳ごうなどと考える人はいなかったといいます。
観光客の一人 Belisa Barbachano さんもこれまでは遺跡近くの
Hacienda Chichen(アシェンダ・チチェン)ホテルに宿泊し、Yokdzo-
not の町は通り過ぎるだけでした。しかし昨年のある日近道を通った彼女は夜にかけて作業をしている女性たちのグループに出会うのです。
彼女はじめはハイエンドを求めるツアー運営者かと思ったそうですが、足を止めて話を聞くにつけ観光を盛り上げ自分達の収入を増やすための草の根の努力をしているグループだということを知るのです。彼女は大変感銘を受け自分のスタッフを遣わしたり資金的にも協力しているとのこと。
今ではハイウェイに手作りの標識がかけられ観光客の道しるべになっています。彼女達グループはセノーテの隣に小さなやしの葉で覆われたレストランを造りました。彼女達は掃除をし、2ドルの入場料の会計処理をし、レストランで料理にはげみます。セノーテでの仕事はどんどん進んでいます。今やグループは稼ぎ出したお金のほとんどをこの小さな公園とセノーテを維持する費用に回しているそうです。
◆◇◆
ユカタン半島では3000のセノーテが登録されているそうですが、おそらくは7000から8000はあるのではないかと考えられているそうです。古代マヤの人々にとっては生活になくてはならないもので、水源であっただけでなく underworld への入り口としてあがめられていたとのこと。古代の人々は、金やヒスイの他生贄なども投げ入れていたそうです。
メキシコのおばちゃんたちの努力によってよみがえったセノーテ・パークではシュノーケルの道具やマウンテンバイクなどの貸し出しもしているそうで、アドベンチャーにはもってこいですよ。ぜひ一度こんなところでウオミをしたいものです。

ポストカード5枚セット "ユカタン"

マヤ文明 カレンダーモチーフ シルバー製 メキシカンペンダントトップmx343
Posted by うおみ at 17:11│Comments(0)
│お魚ニュース
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
