2008年03月02日
立派な電飾魚はもてる?・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Feb. 29, 2008 msnbc
アマゾン流域を原産とする nocturnal gymnotiform fish (Brachyhypopomus pinnicaudatus、電気ウナギの類) のオスは、メスに求婚したりライバルを脅したりするために自分の電場を作り出すことができることがマイアミにある Florida International University(フロリダ国際大学) の研究チームの調査によって分かったそうです。
また彼らは夜になると、まるでセレナーデを歌うように大きくて長い電気的な音を発することも発見されました。
派手なディスプレイはメスを誘うために行われるものですが、かつての研究ではこの魚の電気的なディスプレイは濁った水の中での道しるべやコミュニケーションの一端といった日常的なものでメイティングとは関係ないとされていました。
行動生態学者である Vielka Salazar 女史と研究チームは、この魚が電気を発する時にどれだけのエネルギーを使っているのかを調べるために酸素の使用量を測定します。
その結果オスはディスプレイの際には自分の体のエネルギーの実に11パーセントから22パーセントを注ぎ込んでいることが分かったのです。メスの場合はほとんど放電はせず、エネルギーのわずか3パーセントが使われるだけでした。
「もしこのディスプレイを行うのに非常に高いエネルギーを必要とするのであれば、それに注意を引かれるメスは、より立派なオスが立派なディスプレイをすると考えるでしょう。」と Salazar 女史は語ります。
彼女はどのようなオスが成功しているのか観察したところ、よく太って健康そうなオスは最も大きな電気信号を送っていたことを発見しました。つまり電気的ディスプレイは基本的に彼らの身体を宣伝しているということが分かったのです。
研究チームは現在もこの電気信号がメスを呼び寄せているのか、他のオスへの警告なのか又は両方なのかを見極めるために調査を続けているとのこと。
◆◇◆
アマゾン川やオリノコ川に生息する電気ウナギは最も強い電気を出すことができるそうで、人や馬が川を渡っている最中にうっかり踏みつけてしまい感電するという事故もあるそうです。
最近は彼らの電気を使ってクリスマスツリーを点灯するイベントを行うのが水族館で流行っているようですね。
電気ウナギとは関係ありませんがすごいニュースが目に付きました。埼玉の71歳主婦がサハラマラソンに挑戦するそうです。総延長なんと230キロ、砂漠を7日間かけて走破する世界一過酷なマラソンとのこと。ダンナさんも「いつも通りしっかり準備するでしょうから心配はない」と太鼓判を押しているそうで、すごいなあ、の一言です。


動物の第六感



魚類のニューロサイエンス 魚類神経科学研究の最前線

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Feb. 29, 2008 msnbc
アマゾン流域を原産とする nocturnal gymnotiform fish (Brachyhypopomus pinnicaudatus、電気ウナギの類) のオスは、メスに求婚したりライバルを脅したりするために自分の電場を作り出すことができることがマイアミにある Florida International University(フロリダ国際大学) の研究チームの調査によって分かったそうです。
また彼らは夜になると、まるでセレナーデを歌うように大きくて長い電気的な音を発することも発見されました。
派手なディスプレイはメスを誘うために行われるものですが、かつての研究ではこの魚の電気的なディスプレイは濁った水の中での道しるべやコミュニケーションの一端といった日常的なものでメイティングとは関係ないとされていました。
行動生態学者である Vielka Salazar 女史と研究チームは、この魚が電気を発する時にどれだけのエネルギーを使っているのかを調べるために酸素の使用量を測定します。
その結果オスはディスプレイの際には自分の体のエネルギーの実に11パーセントから22パーセントを注ぎ込んでいることが分かったのです。メスの場合はほとんど放電はせず、エネルギーのわずか3パーセントが使われるだけでした。
「もしこのディスプレイを行うのに非常に高いエネルギーを必要とするのであれば、それに注意を引かれるメスは、より立派なオスが立派なディスプレイをすると考えるでしょう。」と Salazar 女史は語ります。
彼女はどのようなオスが成功しているのか観察したところ、よく太って健康そうなオスは最も大きな電気信号を送っていたことを発見しました。つまり電気的ディスプレイは基本的に彼らの身体を宣伝しているということが分かったのです。
研究チームは現在もこの電気信号がメスを呼び寄せているのか、他のオスへの警告なのか又は両方なのかを見極めるために調査を続けているとのこと。
◆◇◆
アマゾン川やオリノコ川に生息する電気ウナギは最も強い電気を出すことができるそうで、人や馬が川を渡っている最中にうっかり踏みつけてしまい感電するという事故もあるそうです。
最近は彼らの電気を使ってクリスマスツリーを点灯するイベントを行うのが水族館で流行っているようですね。
電気ウナギとは関係ありませんがすごいニュースが目に付きました。埼玉の71歳主婦がサハラマラソンに挑戦するそうです。総延長なんと230キロ、砂漠を7日間かけて走破する世界一過酷なマラソンとのこと。ダンナさんも「いつも通りしっかり準備するでしょうから心配はない」と太鼓判を押しているそうで、すごいなあ、の一言です。
動物の第六感
魚類のニューロサイエンス 魚類神経科学研究の最前線
Posted by うおみ at 15:15│Comments(0)
│お魚ニュース
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
