2008年03月14日
サンゴ礁の魚をひきつける物質とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はある物質の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
12.3.2008 Practical Fishkeeping Newindpress
サンゴ礁の魚をひきつける物質とは・・・という話
アメリカの科学者 Jennifer DeBose 女史は海の香りの素となる化学物質がサンゴ礁に生息する魚をエサを食べるために集める役割も果たしていることを発見したそうです。
その物質は dimethylsulfoniopropionate(DMSP、ジメチルスルホニオプロピオナート) で、植物プランクトンや藻が作り出す化学物質です。この物質は動物プランクトンが植物プランクトンを食べる時に放出されるため、DMSP の存在は動物プランクトンが豊富であることの目安になるのです。またこれが海から大気に放出された場合 DMSP から派生した硫黄化合物は雲の形成を促すため気候に大きな影響を与えます。
この硫黄化合物は海洋生物にとって匂いのシグナルであることが分かっており、生態系上重要な役割を果たしていると考えられる、と UC Davis(カリフォルニア大学デイビス校) 神経生物学、生理学、習性論教授である
Gabrielle Nevitt 氏は語っています。
研究者はこれらの物質にサンゴ礁の魚がどう反応するか実験を試みたのです。実験は Curacao, Netherlands Antilles(オランダ領アンティル諸島キュラソー) 沖で行われました。DeBose 女史らは低濃度の DMSP をリーフにまいたところ、1分もたたないうちに何百匹もの魚に周りを囲まれたといいます。
この物質に集まってくる魚は brown chromis(ブラウンクロミス) や
Creole wrasse(クレオール・ラス) などのようなプランクトンをエサとする種類のものです。魚は植物プランクトンと自分の天敵の関係を匂いを使って「感じて」いるのではないか、魚はエサの匂いをかいでいるわけではなく彼らを食べ物のもとへ導く何らかのきっかけに従っているのではないか、と DeBose 女史はいいます。
Nevitt 教授は、 DMSP の効果についてさらに詳しく知ることは、ダメージの大きいサンゴ礁の修復や気候変化と生物の関係について深く知ることの助けになるだろうと語っています。
◆◇◆
四国新聞の昔の連載「連鎖の崩壊」いその香り、波の音によると磯の香りは、海藻、魚介類、微生物、化学物質などの微量な匂いが混ざり合ってできており、健康な海の香りは人にとっても好ましい香りになるのだとか。確かに同じ海でもくさく感じるところはありますよね。
ところで今日はホワイトデーですね。バレンタインのお返しを贈る習慣は欧米にはなく日本独自のものだそうです。インターネット調査によると4割強の世の女性達は「渡したチョコのお返しを期待する日」としてドキドキしながら待っていることが分かったそうです。「男性諸君はお返しをしたほうが無難と思うのだがいかがだろうか」との締めくくりでしたが、皆様は如何でしょうか。


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サンゴ礁の魚をひきつける物質とは・・・という話
アメリカの科学者 Jennifer DeBose 女史は海の香りの素となる化学物質がサンゴ礁に生息する魚をエサを食べるために集める役割も果たしていることを発見したそうです。
その物質は dimethylsulfoniopropionate(DMSP、ジメチルスルホニオプロピオナート) で、植物プランクトンや藻が作り出す化学物質です。この物質は動物プランクトンが植物プランクトンを食べる時に放出されるため、DMSP の存在は動物プランクトンが豊富であることの目安になるのです。またこれが海から大気に放出された場合 DMSP から派生した硫黄化合物は雲の形成を促すため気候に大きな影響を与えます。
この硫黄化合物は海洋生物にとって匂いのシグナルであることが分かっており、生態系上重要な役割を果たしていると考えられる、と UC Davis(カリフォルニア大学デイビス校) 神経生物学、生理学、習性論教授である
Gabrielle Nevitt 氏は語っています。
研究者はこれらの物質にサンゴ礁の魚がどう反応するか実験を試みたのです。実験は Curacao, Netherlands Antilles(オランダ領アンティル諸島キュラソー) 沖で行われました。DeBose 女史らは低濃度の DMSP をリーフにまいたところ、1分もたたないうちに何百匹もの魚に周りを囲まれたといいます。
この物質に集まってくる魚は brown chromis(ブラウンクロミス) や
Creole wrasse(クレオール・ラス) などのようなプランクトンをエサとする種類のものです。魚は植物プランクトンと自分の天敵の関係を匂いを使って「感じて」いるのではないか、魚はエサの匂いをかいでいるわけではなく彼らを食べ物のもとへ導く何らかのきっかけに従っているのではないか、と DeBose 女史はいいます。
Nevitt 教授は、 DMSP の効果についてさらに詳しく知ることは、ダメージの大きいサンゴ礁の修復や気候変化と生物の関係について深く知ることの助けになるだろうと語っています。
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四国新聞の昔の連載「連鎖の崩壊」いその香り、波の音によると磯の香りは、海藻、魚介類、微生物、化学物質などの微量な匂いが混ざり合ってできており、健康な海の香りは人にとっても好ましい香りになるのだとか。確かに同じ海でもくさく感じるところはありますよね。
ところで今日はホワイトデーですね。バレンタインのお返しを贈る習慣は欧米にはなく日本独自のものだそうです。インターネット調査によると4割強の世の女性達は「渡したチョコのお返しを期待する日」としてドキドキしながら待っていることが分かったそうです。「男性諸君はお返しをしたほうが無難と思うのだがいかがだろうか」との締めくくりでしたが、皆様は如何でしょうか。

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Posted by うおみ at 15:26│Comments(0)
│お魚ニュース
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