2009年05月31日
こんな場所でクジラの歌が聞けるとは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はあの巨大生物の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
May 30, 2009 ScienceDaily
blue whales(シロナガスクジラ) の歌が非常に珍しい場所で初めて確認されたそうです。
Cornell Lab of Ornithology(コーネル大学鳥類研究所) Bioacous-
tics Research Program (BRP、生物音響研究計画)と New York
State Department of Environmental Conservation (DEC、ニューヨーク州環境保全局) の音響エキスパートは、2009年1月 Long
Island(ロングアイランド) とニューヨークシティから約112キロ離れた海域で1頭のシロナガスクジラの歌をキャッチしました。そのクジラはゆっくりと東から西に向かって泳いで行き、同時に遠くの沖合いから別のクジラが歌う声も聞こえてきたそうです。
BRP ディレクター Christopher Clark 氏は、「カーネギーホールやブロードウェーからわずか10マイルのニューヨーク近海でシロナガスクジラの歌を聴くことができるとは驚くべきことです!」と興奮を隠せないようです。
DEC コミッショナー Pete Grannis 氏は、シロナガスクジラは乱獲によって20世紀半ばまでにほとんど絶滅の危機に瀕しており、現在このように自分たちの近くの海を回遊しているしているという事実は注目すべきことだと話します。アメリカ近海で捕鯨は行われていませんがクジラたちは船との衝突や海洋ゴミなど数多くの脅威と直面しています。今回の発見によって DEC 初めパートナーたちはクジラたちを保護するための科学に基づいた管理プランを展開していくことが出来るだろうと語っています。
2008年から2009年にかけて New York Harbor(ニューヨーク港) の入り口13マイルから Fire Island(ファイヤーアイランド) 沖まで研究所の音響記録装置10台が設置され、ニューヨーク近海の音環境について調査が行われました。シロナガスクジラの存在が確認されたことにより、ニューヨーク州ではクジラと船の衝突を回避させクジラ同士のコミュニケーションを妨げる騒音を減らしシロナガスクジラを保護していくプランの実践につながっていくだろうと Clark 氏は語っています。
◆◇◆
昨年春に開始された音環境のモニタリングは、当初フロリダ沖で子育てをしニューグランド沖のエサ場に北上してくる right whales(セミクジラ) を対象とした調査として始まったとのこと。嬉しい誤算で別の種類のクジラの歌声をキャッチできたわけですね。
大都市の近海ではさぞ船の往来が多いことだろうと思いますが、これからは船とクジラの衝突事故が少なくなるかもしれません。
クジラとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。なにわの伝統野菜、玉造黒門越瓜(しろうり)がアルコール性肝臓疾患の予防に効果があるということが分かったそうです。大阪市立大小島准教授はラットの肝細胞を使って実験を行ったところ、瓜の何らかの成分がアルコール成分から細胞を保護する働きを持つことが分かったとのこと。小島准教授は今後原因物質の特定を目指し、動物実験を行ってさらに実効性を確かめたいと話しているそうです。


鯨と海のものがたり 地球最大の動物賛歌



クジラが元気をくれるまち 千葉県銚子市発〈まちおこし〉のヒント

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May 30, 2009 ScienceDaily
blue whales(シロナガスクジラ) の歌が非常に珍しい場所で初めて確認されたそうです。
Cornell Lab of Ornithology(コーネル大学鳥類研究所) Bioacous-
tics Research Program (BRP、生物音響研究計画)と New York
State Department of Environmental Conservation (DEC、ニューヨーク州環境保全局) の音響エキスパートは、2009年1月 Long
Island(ロングアイランド) とニューヨークシティから約112キロ離れた海域で1頭のシロナガスクジラの歌をキャッチしました。そのクジラはゆっくりと東から西に向かって泳いで行き、同時に遠くの沖合いから別のクジラが歌う声も聞こえてきたそうです。
BRP ディレクター Christopher Clark 氏は、「カーネギーホールやブロードウェーからわずか10マイルのニューヨーク近海でシロナガスクジラの歌を聴くことができるとは驚くべきことです!」と興奮を隠せないようです。
DEC コミッショナー Pete Grannis 氏は、シロナガスクジラは乱獲によって20世紀半ばまでにほとんど絶滅の危機に瀕しており、現在このように自分たちの近くの海を回遊しているしているという事実は注目すべきことだと話します。アメリカ近海で捕鯨は行われていませんがクジラたちは船との衝突や海洋ゴミなど数多くの脅威と直面しています。今回の発見によって DEC 初めパートナーたちはクジラたちを保護するための科学に基づいた管理プランを展開していくことが出来るだろうと語っています。
2008年から2009年にかけて New York Harbor(ニューヨーク港) の入り口13マイルから Fire Island(ファイヤーアイランド) 沖まで研究所の音響記録装置10台が設置され、ニューヨーク近海の音環境について調査が行われました。シロナガスクジラの存在が確認されたことにより、ニューヨーク州ではクジラと船の衝突を回避させクジラ同士のコミュニケーションを妨げる騒音を減らしシロナガスクジラを保護していくプランの実践につながっていくだろうと Clark 氏は語っています。
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昨年春に開始された音環境のモニタリングは、当初フロリダ沖で子育てをしニューグランド沖のエサ場に北上してくる right whales(セミクジラ) を対象とした調査として始まったとのこと。嬉しい誤算で別の種類のクジラの歌声をキャッチできたわけですね。
大都市の近海ではさぞ船の往来が多いことだろうと思いますが、これからは船とクジラの衝突事故が少なくなるかもしれません。
クジラとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。なにわの伝統野菜、玉造黒門越瓜(しろうり)がアルコール性肝臓疾患の予防に効果があるということが分かったそうです。大阪市立大小島准教授はラットの肝細胞を使って実験を行ったところ、瓜の何らかの成分がアルコール成分から細胞を保護する働きを持つことが分かったとのこと。小島准教授は今後原因物質の特定を目指し、動物実験を行ってさらに実効性を確かめたいと話しているそうです。
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Posted by うおみ at 14:30│Comments(0)
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