2009年07月10日
魚の暗号を解読せよ・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
July 9th, 2009 PHYSORG.com
University of Queensland(クイーンズランド大学) の研究者たちは、他の魚の寄生虫などを掃除する cleaner fish(クリーナー・フィッシュ) が顧客の魚の注意を引く時に色を使うことを発見し雑誌に発表したそうです。
「色と模様の組み合わせは掃除屋の合図でありクリーニング・ステーションに客の魚を呼び込む助けとなるのです。」と同大学の Justin Marshall 教授は語ります。
研究チームは視覚モデルを用いて客の立場の魚から見たクリーナー・フィッシュのメッセージを見ることに成功しました。チームのメンバーははサンゴ礁に生息する3種類の魚 barracuda(バラクーダ)、damselfish(スズメダイの類)、surgeonfish(ニザダイの類) の視覚反応を測定しました。
その結果3種類の魚に共通して、ブルー系は平均的なサンゴを背景にした場合最も際立つ色であり、イエロー系は青い水を背景にした場合最も際立つ色であることが分かったのです。
チームは樹脂で魚の形を作り、異なる色と模様をペイントした7種類のクリーナー・フィッシュのモデルを準備して野生のリーフ・フィッシュがどのように反応するかという実験を行いました。この行動実験を通じてリーフ・フィッシュは体の模様にブルーを含むクリーナー・フィッシュのところへ向かう傾向があることを発見します。
「リーフ・フィッシュは掃除をしてもらう必要があり、またクリーナー・フィッシュは生きていくために寄生虫を食べる必要があります。この2種類の魚の間には相互に有益な関係があるといえるでしょう。」と Marshall 教授は語ります。
実験に使われたのは Elacatinus gobies(ネオンゴビー) というカリブ海で発見された種類です。この魚はリーフ・フィッシュに認められるためにブルーとイエローのストライプ模様を進化させてきたといえるのです。「イエローとブルーは海の中でよく伝わる2色です。」と教授は話します。「これらの魚が物理学的に遠くへ伝えることのできるベストな色を選んでいることは非常に興味深いことです。」
◆◇◆
お掃除魚として有名なホンソメワケベラも青色に黒い筋が目立つ体色をしています。独特な泳ぎ方をするという話もあり、自分がクリーナー・フィッシュであることを色や行動でアピールしているわけですね。
お掃除魚とは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。北海道の釧路港で9日朝水揚げされた初サンマが同日夕刻首都圏のスーパーに並んだそうです。これまでは店頭に並ぶのは翌日のことでしたが、釧路空港から羽田へ運ぶことで水揚げ当日の販売が実現したのだとか。売価は1匹500円。それでも販売会社によると昨年の初荷以下に抑えたのだそうです。


アンコウの顔はなぜデカい



あっぱれ!日本のスローフード 昔っからのうまいもん

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「色と模様の組み合わせは掃除屋の合図でありクリーニング・ステーションに客の魚を呼び込む助けとなるのです。」と同大学の Justin Marshall 教授は語ります。
研究チームは視覚モデルを用いて客の立場の魚から見たクリーナー・フィッシュのメッセージを見ることに成功しました。チームのメンバーははサンゴ礁に生息する3種類の魚 barracuda(バラクーダ)、damselfish(スズメダイの類)、surgeonfish(ニザダイの類) の視覚反応を測定しました。
その結果3種類の魚に共通して、ブルー系は平均的なサンゴを背景にした場合最も際立つ色であり、イエロー系は青い水を背景にした場合最も際立つ色であることが分かったのです。
チームは樹脂で魚の形を作り、異なる色と模様をペイントした7種類のクリーナー・フィッシュのモデルを準備して野生のリーフ・フィッシュがどのように反応するかという実験を行いました。この行動実験を通じてリーフ・フィッシュは体の模様にブルーを含むクリーナー・フィッシュのところへ向かう傾向があることを発見します。
「リーフ・フィッシュは掃除をしてもらう必要があり、またクリーナー・フィッシュは生きていくために寄生虫を食べる必要があります。この2種類の魚の間には相互に有益な関係があるといえるでしょう。」と Marshall 教授は語ります。
実験に使われたのは Elacatinus gobies(ネオンゴビー) というカリブ海で発見された種類です。この魚はリーフ・フィッシュに認められるためにブルーとイエローのストライプ模様を進化させてきたといえるのです。「イエローとブルーは海の中でよく伝わる2色です。」と教授は話します。「これらの魚が物理学的に遠くへ伝えることのできるベストな色を選んでいることは非常に興味深いことです。」
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お掃除魚として有名なホンソメワケベラも青色に黒い筋が目立つ体色をしています。独特な泳ぎ方をするという話もあり、自分がクリーナー・フィッシュであることを色や行動でアピールしているわけですね。
お掃除魚とは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。北海道の釧路港で9日朝水揚げされた初サンマが同日夕刻首都圏のスーパーに並んだそうです。これまでは店頭に並ぶのは翌日のことでしたが、釧路空港から羽田へ運ぶことで水揚げ当日の販売が実現したのだとか。売価は1匹500円。それでも販売会社によると昨年の初荷以下に抑えたのだそうです。
アンコウの顔はなぜデカい
あっぱれ!日本のスローフード 昔っからのうまいもん
Posted by うおみ at 12:17│Comments(0)
│お魚ニュース
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