2009年08月06日
食卓から消えたサメとは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
HOUWAN VILLAGE, Taiwan August 4, 2009 globalpost
台湾で唯一 National Museum of Marine Biology and Aquar-
ium(国立海洋博物館) で飼育されている whale shark(ジンベイザメ) は正式な名前は付けられていませんが飼育員から "Ah" と呼ばれ大切に育てられています。この2-3年で Ah は大きく成長し水族館の水槽では手ぜまになったため海に放すことも検討されているそうです。
Ah がこのような待遇を受けるようになったのも台湾の人々の間に保護の精神が生まれてきたことを反映しています。かつてジンベイザメは切り身にされ、料理されてシーフードレストランで人々に饗される運命でした。ところが今や彼らは貴重な種類であり、研究対象であり、エコツーリズムの呼び物であるとみなされるようになったのです。
台湾でのジンベイザメに対する見方の変化は、世界的な環境団体や地元の団体、メディアの報道、実際的な政府の政策などによるところが大きいと専門家はみています。
10年程前までに台湾の漁師はジンベイザメの数が減っていることに気づいていたと National Taiwan Ocean University(国立台湾海洋大学) のジンベイザメ専門家 Joung Shoou-jeng 氏は指摘します。1996年に270頭捕獲していたものが2001年には100頭にまで減少したのです。
2002年に漁師や活動家、専門家を交えた会議が開かれその後の方向性が検討されます。2008年にジンベイザメに関する漁、魚肉の販売、消費を全面的に禁止することが決められ、それにむけて数年間にわたる漁獲割当制が導入されたのです。
当初は漁師の中でその法に反対する声もありましたが今では受け入れられていると Joung 氏は語っています。法律の効果は絶大でジンベイザメの肉はシーフード市場から消えレストランのメニューから姿を消したといいます。
成功した一つの理由として偶然ジンベイザメが網にかかりそれを逃がした場合3万新台湾ドルが支払われるようにしたことも大きかったようです。
Taiwan Fisheries Agency(台湾水産庁) によると、禁漁法が施行してから165頭のジンベイザメが捕獲後りリースされたとのこと。今年になってからはすでに79頭がリリースされているそうです。
研究者はこの機会を使って追跡用のタグをジンベイザメに装着し、回遊パターンを調査しています。ジンベイザメが集まる海域でのエコツアーが準備されすぐにもオープンできる状態です。
しかしジンベイザメの状況はすべてが明るいというわけではないようです。3万新台湾ドルの支援は今年の終わりまでに段階的に廃止される予定です。Joung 氏はジンベイザメの肉のブラックマーケットが膨らんでいくことを懸念しています。
海洋生物学者 Allen Chen 氏は、本当に効果的な保護を行う唯一の方法は世界的にジンベイザメ漁を禁止することだと話しています。
◆◇◆
台湾は5年ほど前まではジンベイザメの魚肉の最大市場で、その切り身は "tofu shark" と呼ばれ地元の人気メニューだったそうです。この名前は肉質が豆腐と白身魚を混ぜたような感じであることからきているのだとか。
ジンベイザメとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。夏のクーラー冷えに悩む女子の間でショウガを使った商品が大ヒットしているそうです。火付け役は2007年6月永谷園から発売されたカップスープ『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』です。今年の夏は「生姜酸辣湯春雨スープ」など4種類を展開。9月には子供向け飲料も発売予定とのこと。他にも栗山米菓やエースコックから女性をターゲットにしたショウガ食品が続々登場しているそうです。永谷園と日本大学医学部が行った研究によると熱い飲み物の保温効果は約30分ですが、ショウガを加えると3時間ほど持続すると考えられるとのこと。
夏のクーラーによる冷えにお悩みの方は試してみられてはいかがでしょうか。


観光コースでない台湾 歩いて見る歴史と風土



台湾の宝もの

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HOUWAN VILLAGE, Taiwan August 4, 2009 globalpost
台湾で唯一 National Museum of Marine Biology and Aquar-
ium(国立海洋博物館) で飼育されている whale shark(ジンベイザメ) は正式な名前は付けられていませんが飼育員から "Ah" と呼ばれ大切に育てられています。この2-3年で Ah は大きく成長し水族館の水槽では手ぜまになったため海に放すことも検討されているそうです。
Ah がこのような待遇を受けるようになったのも台湾の人々の間に保護の精神が生まれてきたことを反映しています。かつてジンベイザメは切り身にされ、料理されてシーフードレストランで人々に饗される運命でした。ところが今や彼らは貴重な種類であり、研究対象であり、エコツーリズムの呼び物であるとみなされるようになったのです。
台湾でのジンベイザメに対する見方の変化は、世界的な環境団体や地元の団体、メディアの報道、実際的な政府の政策などによるところが大きいと専門家はみています。
10年程前までに台湾の漁師はジンベイザメの数が減っていることに気づいていたと National Taiwan Ocean University(国立台湾海洋大学) のジンベイザメ専門家 Joung Shoou-jeng 氏は指摘します。1996年に270頭捕獲していたものが2001年には100頭にまで減少したのです。
2002年に漁師や活動家、専門家を交えた会議が開かれその後の方向性が検討されます。2008年にジンベイザメに関する漁、魚肉の販売、消費を全面的に禁止することが決められ、それにむけて数年間にわたる漁獲割当制が導入されたのです。
当初は漁師の中でその法に反対する声もありましたが今では受け入れられていると Joung 氏は語っています。法律の効果は絶大でジンベイザメの肉はシーフード市場から消えレストランのメニューから姿を消したといいます。
成功した一つの理由として偶然ジンベイザメが網にかかりそれを逃がした場合3万新台湾ドルが支払われるようにしたことも大きかったようです。
Taiwan Fisheries Agency(台湾水産庁) によると、禁漁法が施行してから165頭のジンベイザメが捕獲後りリースされたとのこと。今年になってからはすでに79頭がリリースされているそうです。
研究者はこの機会を使って追跡用のタグをジンベイザメに装着し、回遊パターンを調査しています。ジンベイザメが集まる海域でのエコツアーが準備されすぐにもオープンできる状態です。
しかしジンベイザメの状況はすべてが明るいというわけではないようです。3万新台湾ドルの支援は今年の終わりまでに段階的に廃止される予定です。Joung 氏はジンベイザメの肉のブラックマーケットが膨らんでいくことを懸念しています。
海洋生物学者 Allen Chen 氏は、本当に効果的な保護を行う唯一の方法は世界的にジンベイザメ漁を禁止することだと話しています。
◆◇◆
台湾は5年ほど前まではジンベイザメの魚肉の最大市場で、その切り身は "tofu shark" と呼ばれ地元の人気メニューだったそうです。この名前は肉質が豆腐と白身魚を混ぜたような感じであることからきているのだとか。
ジンベイザメとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。夏のクーラー冷えに悩む女子の間でショウガを使った商品が大ヒットしているそうです。火付け役は2007年6月永谷園から発売されたカップスープ『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』です。今年の夏は「生姜酸辣湯春雨スープ」など4種類を展開。9月には子供向け飲料も発売予定とのこと。他にも栗山米菓やエースコックから女性をターゲットにしたショウガ食品が続々登場しているそうです。永谷園と日本大学医学部が行った研究によると熱い飲み物の保温効果は約30分ですが、ショウガを加えると3時間ほど持続すると考えられるとのこと。
夏のクーラーによる冷えにお悩みの方は試してみられてはいかがでしょうか。
観光コースでない台湾 歩いて見る歴史と風土
台湾の宝もの
Posted by うおみ at 15:04│Comments(0)
│お魚ニュース
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