2010年06月21日
ピラニアを釣り上げたのか?・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
17 June 2010 Practical Fish keeping
英国ドーバー海峡に程近い Folkestone(フォークストン) のアングラー Derek Plum さんは湖で釣りを楽しんでいました。
彼が後に新聞記者に語ったところによると、釣りをしている時彼はロッドにすごい魚信が来たことを感じたとのこと。そして次の瞬間魚はラインを引っぱり500ヤード(約457メートル)も走り、あちこち暴れまわったといいます。それを引き寄せるのに15分もかかり水面に顔を出した時には狂ったように水面を叩いていたそうです。
他の釣り人たちが「ピラニアを釣り上げたじゃないか!」という声に彼は心底びっくりしたと語っています。彼は自分が釣り上げたのが 'Red-bellied piranha'(ピラニア・ナッテリー) だと信じていました。
その後ピラニアらしき魚の口から針がはずれ、彼は自ら恐ろしい魚に手を触れる必要がなくなりラッキーだったと話してます。
しかし、話はまだ続きがありました。Plum さんが釣り上げた魚の写真からその魚は姿かたちは似ていますがピラニアではなく Red-bellied pacu(レッド・コロソーマ) であることが分かったのです。この魚は80センチを超えるほど大きくなり体重も25キロ以上になりますが、ピラニアのように肉食ではなく雑食性です。
レッドコロソーマはアマゾン川など水温が25-30度ほどの熱帯の河川に生息します。そのため比較的水が冷たいフォークストンの湖でこの魚がエサを食べていることは驚くべきことだといいます。魚とのファイトはかなりハードなものだったようですが、魚は寒いと感じていたのかもしれないのです。
たとえこの魚が暖かくなる夏にうまく繁殖できたとしてもイギリスの冬を越すことはまず不可能だろうということです。
◆◇◆
レッドコロソーマはかつては人気のある観賞魚でしたが最近ではサイズが大きくなる魚は好まれなくなっており、購入しても育てきれずにショップに戻したり、川や湖に捨てたりする行為が見られるそうです。
Plum さんが釣り上げた魚もおそらくは無責任な飼い主が捨てたものではないかとのこと。元気そうなところをみるとつい最近捨てられたのかもしれませんね。
こちらにPlum さんが釣り上げた魚の動画があります。(英語、♪)
ピラニアとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。神奈川県新江ノ島水族館では「ハワイの自然」をテーマにした展示が行われているそうです。カメハメハ大王の誕生月が6月であることや湘南海岸の自然環境がハワイと似ていることから企画されたとのこと。「フムフムヌクヌクアプアア(カワハギの総称)」代表でムラサメモンガラ、「ホヌ(ウミガメ)」は1歳の子供のアオウミガメ、他にも「キカカプ(トゲチョウチョウウオ)」などといった生物が展示されているそうです。展示は30日までですが、「えのすいハワイアンフェスティバル」が7月16日まで開催されているとのこと。
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17 June 2010 Practical Fish keeping
英国ドーバー海峡に程近い Folkestone(フォークストン) のアングラー Derek Plum さんは湖で釣りを楽しんでいました。
彼が後に新聞記者に語ったところによると、釣りをしている時彼はロッドにすごい魚信が来たことを感じたとのこと。そして次の瞬間魚はラインを引っぱり500ヤード(約457メートル)も走り、あちこち暴れまわったといいます。それを引き寄せるのに15分もかかり水面に顔を出した時には狂ったように水面を叩いていたそうです。
他の釣り人たちが「ピラニアを釣り上げたじゃないか!」という声に彼は心底びっくりしたと語っています。彼は自分が釣り上げたのが 'Red-bellied piranha'(ピラニア・ナッテリー) だと信じていました。
その後ピラニアらしき魚の口から針がはずれ、彼は自ら恐ろしい魚に手を触れる必要がなくなりラッキーだったと話してます。
しかし、話はまだ続きがありました。Plum さんが釣り上げた魚の写真からその魚は姿かたちは似ていますがピラニアではなく Red-bellied pacu(レッド・コロソーマ) であることが分かったのです。この魚は80センチを超えるほど大きくなり体重も25キロ以上になりますが、ピラニアのように肉食ではなく雑食性です。
レッドコロソーマはアマゾン川など水温が25-30度ほどの熱帯の河川に生息します。そのため比較的水が冷たいフォークストンの湖でこの魚がエサを食べていることは驚くべきことだといいます。魚とのファイトはかなりハードなものだったようですが、魚は寒いと感じていたのかもしれないのです。
たとえこの魚が暖かくなる夏にうまく繁殖できたとしてもイギリスの冬を越すことはまず不可能だろうということです。
◆◇◆
レッドコロソーマはかつては人気のある観賞魚でしたが最近ではサイズが大きくなる魚は好まれなくなっており、購入しても育てきれずにショップに戻したり、川や湖に捨てたりする行為が見られるそうです。
Plum さんが釣り上げた魚もおそらくは無責任な飼い主が捨てたものではないかとのこと。元気そうなところをみるとつい最近捨てられたのかもしれませんね。
こちらにPlum さんが釣り上げた魚の動画があります。(英語、♪)
ピラニアとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。神奈川県新江ノ島水族館では「ハワイの自然」をテーマにした展示が行われているそうです。カメハメハ大王の誕生月が6月であることや湘南海岸の自然環境がハワイと似ていることから企画されたとのこと。「フムフムヌクヌクアプアア(カワハギの総称)」代表でムラサメモンガラ、「ホヌ(ウミガメ)」は1歳の子供のアオウミガメ、他にも「キカカプ(トゲチョウチョウウオ)」などといった生物が展示されているそうです。展示は30日までですが、「えのすいハワイアンフェスティバル」が7月16日まで開催されているとのこと。
Posted by うおみ at 11:09│Comments(0)
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