2007年10月12日
トウモロコシが水中の生態系を変える・・・?という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はトウモロコシをめぐる話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
October 10, 2007 Science Daily
Indiana University(インディアナ大学) の環境科学部准教授と彼の研究チームは遺伝子組み換えトウモロコシは水中の生態系を損なう可能性があるとの研究結果を発表したそうです。
同大学 IU School of Public and Environmental Affairs(行政環境大学院) 准教授 Todd V. Royer氏 は、通常 Bt corn と呼ばれる遺伝子組み換えトウモロコシの毒素を含む花粉や他の部分が畑から川などに流れこむことを立証したのです。
この研究は2005年から2006年にかけて、トウモロコシ作が熱心に進められている北部 Indiana で行われました。12箇所の川の上流でリタートラップを使って Bt corn の花粉や葉、穂を採集するのです。これらは流れに乗って遠くまで運ばれていき、やがては湖や大河に到達し、その生態系にも大きな影響を与える可能性があると考えられます。
彼らはまた Bt corn の葉や穂をエサとする caddisflies(トビケラの類) の死亡率が増え成長が抑えられることを発見しました。これは病害虫を標的にしたトウモロコシが作り出す毒素によるものだと考えています。
Royer 准教授によるとトビケラ類は魚や両生類のような高等生物のフードリソースであり、自分たちの研究のゴールが健康的な生態系を目指すことである以上すべてのパートを保護しなければならないと語ります。
Bt corn は害虫、特に European corn borer(アワノメイガ) から農作物を守るための毒素を出すように遺伝子を組み換えて作りだされました。1996年に許可を得、瞬く間に生産は増大します。アメリカでは2006年にトウモロコシ畑の35パーセントは遺伝子組み換えトウモロコシを生産しているといいます。
Bt corn 生産の許可がでる前に U.S. Environmental Protection
Agency(米国環境保護局)は水中の生物相への影響を調べる実験を行ったそうです。しかしその時使われたのは昆虫ではなく毒性検査によく使われる甲殻類の Daphnia(ミジンコ)であり、、目標とされる害虫とは遠い種類だったとRoyer准教授は語ります。
「新しい技術には利益とリスクがつきものだ。広く栽培されている Bt corn の危険性に関しては十分査定が尽くされていないのではないか。」と准教授は語ります。
◆◇◆
1999年には monarch butterflies(オオカバマダラ蝶) に影響があるという報告が出され、増え続ける Bt corn の生産に抗議の声が上がったそうですが、政府の研究結果により重大な危機はないという結果になったこともあったとか。
それにしても遺伝子組み換えの影響というのはほんとにまだわかっていないんだなという感じがします。陸上での話がまわりまわって水中の生態系に影響があるかも・・・などとはちょっと空恐ろしい気がする管理人です。


暮らしを支える植物の事典 衣食住・医薬からバイオまで



アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展

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October 10, 2007 Science Daily
Indiana University(インディアナ大学) の環境科学部准教授と彼の研究チームは遺伝子組み換えトウモロコシは水中の生態系を損なう可能性があるとの研究結果を発表したそうです。
同大学 IU School of Public and Environmental Affairs(行政環境大学院) 准教授 Todd V. Royer氏 は、通常 Bt corn と呼ばれる遺伝子組み換えトウモロコシの毒素を含む花粉や他の部分が畑から川などに流れこむことを立証したのです。
この研究は2005年から2006年にかけて、トウモロコシ作が熱心に進められている北部 Indiana で行われました。12箇所の川の上流でリタートラップを使って Bt corn の花粉や葉、穂を採集するのです。これらは流れに乗って遠くまで運ばれていき、やがては湖や大河に到達し、その生態系にも大きな影響を与える可能性があると考えられます。
彼らはまた Bt corn の葉や穂をエサとする caddisflies(トビケラの類) の死亡率が増え成長が抑えられることを発見しました。これは病害虫を標的にしたトウモロコシが作り出す毒素によるものだと考えています。
Royer 准教授によるとトビケラ類は魚や両生類のような高等生物のフードリソースであり、自分たちの研究のゴールが健康的な生態系を目指すことである以上すべてのパートを保護しなければならないと語ります。
Bt corn は害虫、特に European corn borer(アワノメイガ) から農作物を守るための毒素を出すように遺伝子を組み換えて作りだされました。1996年に許可を得、瞬く間に生産は増大します。アメリカでは2006年にトウモロコシ畑の35パーセントは遺伝子組み換えトウモロコシを生産しているといいます。
Bt corn 生産の許可がでる前に U.S. Environmental Protection
Agency(米国環境保護局)は水中の生物相への影響を調べる実験を行ったそうです。しかしその時使われたのは昆虫ではなく毒性検査によく使われる甲殻類の Daphnia(ミジンコ)であり、、目標とされる害虫とは遠い種類だったとRoyer准教授は語ります。
「新しい技術には利益とリスクがつきものだ。広く栽培されている Bt corn の危険性に関しては十分査定が尽くされていないのではないか。」と准教授は語ります。
◆◇◆
1999年には monarch butterflies(オオカバマダラ蝶) に影響があるという報告が出され、増え続ける Bt corn の生産に抗議の声が上がったそうですが、政府の研究結果により重大な危機はないという結果になったこともあったとか。
それにしても遺伝子組み換えの影響というのはほんとにまだわかっていないんだなという感じがします。陸上での話がまわりまわって水中の生態系に影響があるかも・・・などとはちょっと空恐ろしい気がする管理人です。
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Posted by うおみ at 16:14│Comments(0)
│お魚ニュース
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