2007年10月13日
違う魚を保護してきた・・・?という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
DENVER 12 October, 2007 The Hinesberg Journal
アメリカの州や連邦の生物学者たちは8月に出された研究結果に困惑しているそうです。その研究は、彼らはこの20年間違う魚を保護してきた可能性があるというもので、greenback cutthroat trout(グリーンバック・カットスロー・トラウト) をコロラド川に復活させようという取り組みに関するものでした。
州の生物学者 Tom Nesler 氏は自分が職に携わっているうちに絶滅危惧種のリストからこの魚がはずれるところを見たいと願っていましたが、生物学者が保護してきたと考えていた greenbacks の個体数は実際は同類のよくいる Colorado River cutthroat trout(コロラド・リバー・カットスロー・トラウト) であるということが分かったのです。
University of Colorado(コロラド大学) の研究者が3年にわたって進めてきた研究によると、オリジナルの greenbacks の子孫であると考えられていた9つの個体群の内5つは、実際は Colorado River cut-
throat trout であることが判明したというのです。
Greenback cutthroat trout は Continental Divide(分水嶺) の東部にある Arkansas river(アーカンソー川) や South Platte river(サウスプラット川)、または Wyoming(ワイオミング州) の一部で昔から発見されており、一方 Colorado River cutthroat trout は分水嶺西側のコロラド川上流域に生息しています。
greenbacks は乱獲や鉱山による汚染、外来種との競争に敗れるなどで1937年に絶滅したとされていました。しかし研究者は1950年代に川の支流で生き残りがいることを発見し、この魚は1978年に政府の絶滅危惧種リストに加えられたのです。
研究者たちはかつて greenbacks と思われていた Colorado River
cutthroat trout は1800年代後半か1900年代初めに開拓者によって様々な場所に放されたものではないかと考えているのです。
Colorado Division of Wildlife(コロラド州野生動物保護課) は
greenbacks 保護のために5年に渡り年間およそ32万ドルの費用を費やしてきました。何人かの議員からはタックスペイヤーのドルを浪費する重大な失態だと抗議の声が上がったそうです。
もちろん Nesler 氏率いる greenback 回復チームは安易な研究をしているわけではありません。彼らはより多くの魚のテストを繰り返してから答えを出したいと考えています。彼によるとこのテストは説明のつかない結果になることがあり、例えば2つのテスト結果では Colorado River cut-
throat trout となりますが、3つ目のテストでは greenbacks という結果がでる、といった具合です。Nesler 氏は自分も科学者なのでいろいろなことが起きるのは分かっており、だからこそすぐに研究結果にとびつくことをせず、あきらめずに続けていくと語っています。
◆◇◆
この期に及んである遺伝子学者がDNA検査をしたらどうだと回復チームに言って来たそうです。Nesler さんは1年前までは誰もグリーンバックとコロラド・リバーの違いが分からなかったのに、と語っているとか。
DNA 鑑定を取り入れるのかどうか分かりませんが、今後結果はどうなるんでしょうか。
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アメリカの州や連邦の生物学者たちは8月に出された研究結果に困惑しているそうです。その研究は、彼らはこの20年間違う魚を保護してきた可能性があるというもので、greenback cutthroat trout(グリーンバック・カットスロー・トラウト) をコロラド川に復活させようという取り組みに関するものでした。
州の生物学者 Tom Nesler 氏は自分が職に携わっているうちに絶滅危惧種のリストからこの魚がはずれるところを見たいと願っていましたが、生物学者が保護してきたと考えていた greenbacks の個体数は実際は同類のよくいる Colorado River cutthroat trout(コロラド・リバー・カットスロー・トラウト) であるということが分かったのです。
University of Colorado(コロラド大学) の研究者が3年にわたって進めてきた研究によると、オリジナルの greenbacks の子孫であると考えられていた9つの個体群の内5つは、実際は Colorado River cut-
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Greenback cutthroat trout は Continental Divide(分水嶺) の東部にある Arkansas river(アーカンソー川) や South Platte river(サウスプラット川)、または Wyoming(ワイオミング州) の一部で昔から発見されており、一方 Colorado River cutthroat trout は分水嶺西側のコロラド川上流域に生息しています。
greenbacks は乱獲や鉱山による汚染、外来種との競争に敗れるなどで1937年に絶滅したとされていました。しかし研究者は1950年代に川の支流で生き残りがいることを発見し、この魚は1978年に政府の絶滅危惧種リストに加えられたのです。
研究者たちはかつて greenbacks と思われていた Colorado River
cutthroat trout は1800年代後半か1900年代初めに開拓者によって様々な場所に放されたものではないかと考えているのです。
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もちろん Nesler 氏率いる greenback 回復チームは安易な研究をしているわけではありません。彼らはより多くの魚のテストを繰り返してから答えを出したいと考えています。彼によるとこのテストは説明のつかない結果になることがあり、例えば2つのテスト結果では Colorado River cut-
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◆◇◆
この期に及んである遺伝子学者がDNA検査をしたらどうだと回復チームに言って来たそうです。Nesler さんは1年前までは誰もグリーンバックとコロラド・リバーの違いが分からなかったのに、と語っているとか。
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Posted by うおみ at 16:38│Comments(0)
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