2008年03月31日
スーパーリッチに大人気の魚とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(ちょっと不気味な魚の写真も載ってます。)
March 25, 2008 Practicalfishkeeping
東南アジアで石油やダイアモンドに次ぐ大きな流れといえば魚です。
Scleropages formosus(アジアアロワナ) は中国、日本、台湾、インドなどで最も人気のある魚なのです。
この魚は中国では幸福、健康、財産、家族の和、魔よけの象徴である竜に似ていると考えられて来ました。これまでも高値で取引されていましたが、野生種が絶滅していくにつれ、アジアのリッチな人々の間での人気は急上昇しています。
唯一インドネシアにはブリーディングから販売までのビジネスネットワークがあります。インドネシアでつい最近開催されたフェアでは Indonesian Arowana Club(インドネシア・アロワナ・クラブ) によって50匹のスーパーレッドアロワナが評価され、総額で推定百万ドル以上の値がつき24時間の警護がされたそうです。
アロワナのブリーディングはインドネシア、マレーシア、シンガポールの3国で行われており、ブリーダーは CITES (Convention on International Trade in Endangered Species、ワシントン条約) への登録が必要となります。それぞれのアロワナには個体認識のためにマイクロチップが埋め込まれ、販売されるときにはブリーディング個体であることが証明されなければなりません。
こうした予防措置があるにもかかわらず、密輸があとをたたない、と TRAFFIC Southeast Asia の地域プログラム・オフィサーである Chris Shepherd 氏は語ります。
「マージンがとても高いので違法な取引を支えるためにアロワナが違法に捕獲されるのです。個体数は急速に減っています。非常事態なのですが、取引が小さくなる気配は見えません。」彼は言います。
World Conservation Union(IUCN 、国際自然保護連合) はこの種を1996年に絶滅危惧種に指定しました。タイやミャンマーではレッドアロワナはすでに絶滅し、インドネシアの野生のものもほとんど絶滅しそうな状態であると考えられているのです。
アロワナ・マニアの中にはその珍しさに重きを置く人々もいるようです。siamese-twin(シャム双生児) アロワナは2匹の魚の頭が合体しており自力で泳ぐことができません。オーナーは手でエサを与えているといいます。またアルビノ個体である platinum(プラチナ) アロワナはより珍しいという理由でスーパーレッドよりもはるかに高値で取引されるのです。
◆◇◆
アロワナは権力とも結びつくのだとか。スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領もスーパーレッドを飼っているとか、スハルト元大統領もアロワナを飼っていて "the thinking arowana" と呼んでいたといううわさがあるそうです。またアロワナには、独裁者が大変な決断をする時の静かなコンサルタントだった、という伝説もあるのだとか。
お花見も真っ盛りなこの時期かわいいダンゴが花見をするというニュースが目に付きました。ダンゴといっても「ナメダンゴ」というオホーツクに生息する小さな丸い魚のことで、水族館「エプソン品川アクアスタジアム」での企画展が始まったという話。桜などのミニチュアが置かれた水槽にナメダンゴが腹部の吸盤で青いシートにくっついてあたかもお花見を楽しんでいる風情に見えるそうです。4月25日まで。


アロワナ銘鑑 10年分のアジアアロワナを一挙掲載!



ザ・レッドアロワナ 紅竜をより赤く育てる飼育テクニック

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(ちょっと不気味な魚の写真も載ってます。)
March 25, 2008 Practicalfishkeeping
東南アジアで石油やダイアモンドに次ぐ大きな流れといえば魚です。
Scleropages formosus(アジアアロワナ) は中国、日本、台湾、インドなどで最も人気のある魚なのです。
この魚は中国では幸福、健康、財産、家族の和、魔よけの象徴である竜に似ていると考えられて来ました。これまでも高値で取引されていましたが、野生種が絶滅していくにつれ、アジアのリッチな人々の間での人気は急上昇しています。
唯一インドネシアにはブリーディングから販売までのビジネスネットワークがあります。インドネシアでつい最近開催されたフェアでは Indonesian Arowana Club(インドネシア・アロワナ・クラブ) によって50匹のスーパーレッドアロワナが評価され、総額で推定百万ドル以上の値がつき24時間の警護がされたそうです。
アロワナのブリーディングはインドネシア、マレーシア、シンガポールの3国で行われており、ブリーダーは CITES (Convention on International Trade in Endangered Species、ワシントン条約) への登録が必要となります。それぞれのアロワナには個体認識のためにマイクロチップが埋め込まれ、販売されるときにはブリーディング個体であることが証明されなければなりません。
こうした予防措置があるにもかかわらず、密輸があとをたたない、と TRAFFIC Southeast Asia の地域プログラム・オフィサーである Chris Shepherd 氏は語ります。
「マージンがとても高いので違法な取引を支えるためにアロワナが違法に捕獲されるのです。個体数は急速に減っています。非常事態なのですが、取引が小さくなる気配は見えません。」彼は言います。
World Conservation Union(IUCN 、国際自然保護連合) はこの種を1996年に絶滅危惧種に指定しました。タイやミャンマーではレッドアロワナはすでに絶滅し、インドネシアの野生のものもほとんど絶滅しそうな状態であると考えられているのです。
アロワナ・マニアの中にはその珍しさに重きを置く人々もいるようです。siamese-twin(シャム双生児) アロワナは2匹の魚の頭が合体しており自力で泳ぐことができません。オーナーは手でエサを与えているといいます。またアルビノ個体である platinum(プラチナ) アロワナはより珍しいという理由でスーパーレッドよりもはるかに高値で取引されるのです。
◆◇◆
アロワナは権力とも結びつくのだとか。スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領もスーパーレッドを飼っているとか、スハルト元大統領もアロワナを飼っていて "the thinking arowana" と呼んでいたといううわさがあるそうです。またアロワナには、独裁者が大変な決断をする時の静かなコンサルタントだった、という伝説もあるのだとか。
お花見も真っ盛りなこの時期かわいいダンゴが花見をするというニュースが目に付きました。ダンゴといっても「ナメダンゴ」というオホーツクに生息する小さな丸い魚のことで、水族館「エプソン品川アクアスタジアム」での企画展が始まったという話。桜などのミニチュアが置かれた水槽にナメダンゴが腹部の吸盤で青いシートにくっついてあたかもお花見を楽しんでいる風情に見えるそうです。4月25日まで。
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ザ・レッドアロワナ 紅竜をより赤く育てる飼育テクニック
Posted by うおみ at 15:32│Comments(0)
│お魚ニュース
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