2008年11月03日
バクテリアは貝に勝つのか・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は外来種の貝と人間の新たな戦いの話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
LAKE HAVASU CITY, Ariz. November 1, 2008 SignOnSanDiego.com
U.S. Bureau of Reclamation(アメリカ連邦開墾局) はバクテリアを利用して外来種の貝を駆除するテストを始めたそうです。
同局の科学者 Fred Nibling 氏はこれらの貝を管理するために常に新しくより効率の高い技術を探してきたが、この方法は安全で有望だと思うと語ります。
quagga mussels(クワッガガイ) がロッキー山脈西部 Lake Mead(ミード湖) で始めて発見されたのは2007年1月のことです。それ以来
Phoenix(フェニックス) のあちこちの水路で目撃されるようになり、カリフォルニア州やネバダ州、ユタ州の湖では拡大を防ぐためにボートの調査が行われました。しかしコロラド川沿いの貯水池やカリフォルニア、アリゾナではすでに定着しているのが確認されています。
クワッガガイやゼブラガイは船のバラスト水によってヨーロッパ東部やウクライナから偶然五大湖に持ち込まれました。問題なのは彼らは非常に繁殖力が強く、直径30センチのパイプの内部でさえも密生して付着しパイプ内の流れをさえぎってしまうことです。また貝のコロニーはパイプやマリーナ、ドックなど水中構造物の腐食の原因となります。
この夏には容器の中で貝とバクテリアを一緒に入れるテストが初めて行われました。次に予定されているのはダムの水流をシミュレートした10-20ガロンの水の入った水槽でのテストです。第三のテストは5~7センチの貝で覆い尽くされたダムの取水ラインで行われる予定とのこと。これらの試験はラインを外れた場所や川などから離れて行われる予定だと Nibling 氏は語っています。
同局はそれからマリーナなどでの大規模なテストも考えています。公海でのテストは Environmental Protection Agency(米国環境保護庁) の許可が必要な上に経費の問題や大量のバクテリアを入手できるかという問題もあり今のところ未定とのこと。
同局がテストに踏み切ったのは New York State Museum(ニューヨーク州立博物館) の科学者 Daniel Molloy 氏が行った Pseudomo-
nas fluorescens(蛍光菌 )がクワッガガイやゼブラガイに与える効果の研究結果に基づいています。Molloy 氏の研究によると貝が多量のバクテリアを摂取した場合、バクテリアの細胞内の毒素が貝の消化管を破壊します。貝は常にバクテリアを摂取する体制になっているため、塩素による処理などよりもその作用は強く表われ貝は口を閉じて自己防衛に入るのです。
この研究ではまたこのバクテリアは魚や有機物、他の種類の貝には影響を及ぼさないことが分かっているとのこと。
◆◇◆
蛍光菌というのは伝染性のないバクテリアでごく普通に食品や土壌、水にいるのだそうです。他の生物には影響ないという研究結果が出ているようですが本当に大丈夫なんでしょうか。
バクテリアとは関係ないですが面白そうなニュースを見つけました。佐賀県の授産施設「佐賀西部コロニー」では海水をかけてサツマイモを育てる実験を行っており、31日に品評会を開き食べ比べを行ったそうです。参加者の評価は高かったそうで施設では商品化して利用者の収入確保に生かしたいとしているとのこと。この施設ではすでにミカンの栽培にも成功しているそうです。


外来生物のリスク管理と有効利用



生態系へのまなざし

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
LAKE HAVASU CITY, Ariz. November 1, 2008 SignOnSanDiego.com
U.S. Bureau of Reclamation(アメリカ連邦開墾局) はバクテリアを利用して外来種の貝を駆除するテストを始めたそうです。
同局の科学者 Fred Nibling 氏はこれらの貝を管理するために常に新しくより効率の高い技術を探してきたが、この方法は安全で有望だと思うと語ります。
quagga mussels(クワッガガイ) がロッキー山脈西部 Lake Mead(ミード湖) で始めて発見されたのは2007年1月のことです。それ以来
Phoenix(フェニックス) のあちこちの水路で目撃されるようになり、カリフォルニア州やネバダ州、ユタ州の湖では拡大を防ぐためにボートの調査が行われました。しかしコロラド川沿いの貯水池やカリフォルニア、アリゾナではすでに定着しているのが確認されています。
クワッガガイやゼブラガイは船のバラスト水によってヨーロッパ東部やウクライナから偶然五大湖に持ち込まれました。問題なのは彼らは非常に繁殖力が強く、直径30センチのパイプの内部でさえも密生して付着しパイプ内の流れをさえぎってしまうことです。また貝のコロニーはパイプやマリーナ、ドックなど水中構造物の腐食の原因となります。
この夏には容器の中で貝とバクテリアを一緒に入れるテストが初めて行われました。次に予定されているのはダムの水流をシミュレートした10-20ガロンの水の入った水槽でのテストです。第三のテストは5~7センチの貝で覆い尽くされたダムの取水ラインで行われる予定とのこと。これらの試験はラインを外れた場所や川などから離れて行われる予定だと Nibling 氏は語っています。
同局はそれからマリーナなどでの大規模なテストも考えています。公海でのテストは Environmental Protection Agency(米国環境保護庁) の許可が必要な上に経費の問題や大量のバクテリアを入手できるかという問題もあり今のところ未定とのこと。
同局がテストに踏み切ったのは New York State Museum(ニューヨーク州立博物館) の科学者 Daniel Molloy 氏が行った Pseudomo-
nas fluorescens(蛍光菌 )がクワッガガイやゼブラガイに与える効果の研究結果に基づいています。Molloy 氏の研究によると貝が多量のバクテリアを摂取した場合、バクテリアの細胞内の毒素が貝の消化管を破壊します。貝は常にバクテリアを摂取する体制になっているため、塩素による処理などよりもその作用は強く表われ貝は口を閉じて自己防衛に入るのです。
この研究ではまたこのバクテリアは魚や有機物、他の種類の貝には影響を及ぼさないことが分かっているとのこと。
◆◇◆
蛍光菌というのは伝染性のないバクテリアでごく普通に食品や土壌、水にいるのだそうです。他の生物には影響ないという研究結果が出ているようですが本当に大丈夫なんでしょうか。
バクテリアとは関係ないですが面白そうなニュースを見つけました。佐賀県の授産施設「佐賀西部コロニー」では海水をかけてサツマイモを育てる実験を行っており、31日に品評会を開き食べ比べを行ったそうです。参加者の評価は高かったそうで施設では商品化して利用者の収入確保に生かしたいとしているとのこと。この施設ではすでにミカンの栽培にも成功しているそうです。
外来生物のリスク管理と有効利用
生態系へのまなざし
Posted by うおみ at 15:08│Comments(0)
│お魚ニュース
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