2008年12月07日
海水魚の陸上養殖に成功した男の話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は養殖にかけた青年実業家の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Dec 5 2008 BERNAMA.com
マレーシアは Pulau Pangkor(パンコール島) であざけりと軽蔑の中始まった Mohd Nasir Mohd Rashid 氏の養殖ビジネスは困難を克服し着実に業績を伸ばしているようです。
Mohd Nasir 氏の会社 Global Hi-Q (M) Sdn Bhd は台湾の企業の協力を得ることにより海水魚養殖プロジェクトに大きな一歩を踏み出しました。2007年5月 Datuk Seri Abdullah Ahmad Badawi 首相もこのプロジェクトのセレモニーに参加しています。
「この事業を始めたときは多くの人からクレイジーと言われましたが、友人達の不屈の努力のおかげで乗り越えることができました。」と38歳の青年実業家は語ります。
Mohd Nasir 氏によるとこの養殖の特徴は、特別に建築された池で独特な 'Hi-Q Eco Magic' フィルターを使って海の魚を育てるところにあるそうです。現在プロジェクトの敷地内には4X4メートル、6X6メートルの大きさの池が100あり、そこでは年間およそ6百万匹の稚魚を生産することが可能です。これらの稚魚は海外に輸出されたり国内の市場にまわります。陸上で海水魚を育てる試みはマレーシアで初のものです。
この養殖場では2ヶ月か3ヶ月に1回漁獲でき、1回の漁獲量は約140万匹です。その多くは 'ikan kerapu'(ガルーパ) で養殖業者の中では高い需要がある魚種です。この魚は約10ヶ月ほどで成長し体重は600~800グラムになります。輸出先は主に中国と香港で1キロ当たり約16米ドルで売れるとのこと。
池に使われる海水はパンコール島周辺の汚染のない海水で、さらに解毒のためにいくつかの行程を経てろ過されたものを使います。台湾ではこの技術は22年前から使われており、この分野の成長の可能性は大きいと彼は語ります。
またこのシステムではフィルターが解毒のみならず水の PH を調整することができるため池に溜めた海水は6ヶ月ほど使うことが可能です。このフィルターは海底の天然ミネラルを含むためにプランクトンを増殖させることもできるとのこと。
Mohd Nasir 氏は村人と成功を分け合うために地元の企業15社を募集し、mentor and mentee(指導する側とされる側)のコンセプトのもと海水魚の育成を指導しているそうです。
彼は国内でも大手の稚魚生産業者を目指し、養殖業者により安い価格で稚魚を提供したいといいます。現在魚の稚魚は輸入に頼っており、値段も高く死ぬ確率も高いのが現状だからだ、と彼は語っています。
◆◇◆
ガルーパはタイ、マレーシア、シンガポールあたりではよく見る魚で、揚げたり、蒸したりして食べるようです。日本でいうところのハタの一種ですね。
この養殖場でやっているのかは分かりませんが、マレーシアのいくつかの養殖場はアグロツーリズムの側面も持っているようで、観光客が見学したり、海鮮料理を食べることができるツアーもあるんだそうです。
ハタとは関係ありませんがクリスマスプレゼントについてこんな調査結果が発表されたそうです。調査はバンダイが行ったもので、0~12歳の子供の保護者を対象にプレゼントと予算について聞いたもの。その結果プレゼントの首位は7年連続ゲームソフト、予算は平均7734円とのこと。男児向けには自動車、電車の玩具やスポーツ用品、女児向けにはぬいぐるみ、洋服の他に調理玩具が人気を集めたそうです。バンダイでは子供のプレゼントには保護者の財布のひもも緩むのだろうと分析しているとのこと。
皆さんの中にもプレゼントを何にしようか悩んでいる方は多いのでは?


地球の歩き方 D19



住まいと暮らしからみる多民族社会マレーシア

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Dec 5 2008 BERNAMA.com
マレーシアは Pulau Pangkor(パンコール島) であざけりと軽蔑の中始まった Mohd Nasir Mohd Rashid 氏の養殖ビジネスは困難を克服し着実に業績を伸ばしているようです。
Mohd Nasir 氏の会社 Global Hi-Q (M) Sdn Bhd は台湾の企業の協力を得ることにより海水魚養殖プロジェクトに大きな一歩を踏み出しました。2007年5月 Datuk Seri Abdullah Ahmad Badawi 首相もこのプロジェクトのセレモニーに参加しています。
「この事業を始めたときは多くの人からクレイジーと言われましたが、友人達の不屈の努力のおかげで乗り越えることができました。」と38歳の青年実業家は語ります。
Mohd Nasir 氏によるとこの養殖の特徴は、特別に建築された池で独特な 'Hi-Q Eco Magic' フィルターを使って海の魚を育てるところにあるそうです。現在プロジェクトの敷地内には4X4メートル、6X6メートルの大きさの池が100あり、そこでは年間およそ6百万匹の稚魚を生産することが可能です。これらの稚魚は海外に輸出されたり国内の市場にまわります。陸上で海水魚を育てる試みはマレーシアで初のものです。
この養殖場では2ヶ月か3ヶ月に1回漁獲でき、1回の漁獲量は約140万匹です。その多くは 'ikan kerapu'(ガルーパ) で養殖業者の中では高い需要がある魚種です。この魚は約10ヶ月ほどで成長し体重は600~800グラムになります。輸出先は主に中国と香港で1キロ当たり約16米ドルで売れるとのこと。
池に使われる海水はパンコール島周辺の汚染のない海水で、さらに解毒のためにいくつかの行程を経てろ過されたものを使います。台湾ではこの技術は22年前から使われており、この分野の成長の可能性は大きいと彼は語ります。
またこのシステムではフィルターが解毒のみならず水の PH を調整することができるため池に溜めた海水は6ヶ月ほど使うことが可能です。このフィルターは海底の天然ミネラルを含むためにプランクトンを増殖させることもできるとのこと。
Mohd Nasir 氏は村人と成功を分け合うために地元の企業15社を募集し、mentor and mentee(指導する側とされる側)のコンセプトのもと海水魚の育成を指導しているそうです。
彼は国内でも大手の稚魚生産業者を目指し、養殖業者により安い価格で稚魚を提供したいといいます。現在魚の稚魚は輸入に頼っており、値段も高く死ぬ確率も高いのが現状だからだ、と彼は語っています。
◆◇◆
ガルーパはタイ、マレーシア、シンガポールあたりではよく見る魚で、揚げたり、蒸したりして食べるようです。日本でいうところのハタの一種ですね。
この養殖場でやっているのかは分かりませんが、マレーシアのいくつかの養殖場はアグロツーリズムの側面も持っているようで、観光客が見学したり、海鮮料理を食べることができるツアーもあるんだそうです。
ハタとは関係ありませんがクリスマスプレゼントについてこんな調査結果が発表されたそうです。調査はバンダイが行ったもので、0~12歳の子供の保護者を対象にプレゼントと予算について聞いたもの。その結果プレゼントの首位は7年連続ゲームソフト、予算は平均7734円とのこと。男児向けには自動車、電車の玩具やスポーツ用品、女児向けにはぬいぐるみ、洋服の他に調理玩具が人気を集めたそうです。バンダイでは子供のプレゼントには保護者の財布のひもも緩むのだろうと分析しているとのこと。
皆さんの中にもプレゼントを何にしようか悩んでいる方は多いのでは?
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住まいと暮らしからみる多民族社会マレーシア
Posted by うおみ at 15:50│Comments(0)
│お魚ニュース
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