2008年12月08日
太平洋にわく巨大イカの話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(大イカの写真が載ってます。)
December 7, 2008 SFGate
カリフォルニア州 Half Moon Bay(ハーフムーンベイ) を沖へ160キロも行くと、およそ800メートルにわたって海面が白い泡と触腕で沸きかえっているように見えることがあるそうです。「あれはイカが魚の群れを食べているんだ。おそろしい食欲だよ。」と地元の漁師は語ります。
この周辺海域で Humboldt squid(アメリカオオアカイカ) についてのエピソードは数々あるといいます。Emeryville(エメリーヴィル) のフィッシングボートがこのイカに囲まれ攻撃を受けたという話もあります。そのとき釣り人たちはオオアカイカの入れ食い状態だったとのこと。やがて10頭のシャチが姿を現し、狂喜乱舞してイカを切り裂いては食べていたそうです。
アメリカオオアカイカの大群がやってくることはプラスとマイナスの両側面があるといいます。プラス面としては太平洋沿岸で最もエキサイティングな新しいフィッシングができるということ。マイナス面はこのイカは肉食魚でありこの海域の食物連鎖をすっかり変えてしまう恐れがあることです。
Monterey Bay Research Institute(モントレー湾水族館研究所) の調査によると、アメリカオオアカイカがカリフォルニア沖で初めて目撃されたのは1930年のことでした。その後1997年に一度確認されたきり姿を見せませんでしたが、2002年以降はこの新しい土地に定住したらしいとのこと。彼らはもともと南アメリカ沖に生息していることが知られていましたが、近年太平洋沿岸沿いに北へと生息域を広げているのです。
地元の船長は、「やつらは食べるマシンだ。」といいます。1日に自分の体重と同じ重さの獲物を平らげるのです。深海の black rockfish(メバルの類) やサーモンにイカの噛み跡を見つけたという話やサーディンやアンチョビの大群を根こそぎ食べるところを見たという目撃証言もあります。チリ沖に hake(ヘイク、タラの類) がいなくなったのはこのイカのせいではないかとも考えられているのです。その影響は計り知れず、恐ろしい事態だとその船長は語っています。
◆◇◆
アメリカオオアカイカは世界で最も早く成長する生き物で、約1年で45キロになった例もあるそうです。平均体重は7キロから27キロくらいとのこと。ただし寿命は短くおよそ1年位と考えられています。
欧米の人はイカやタコは食べないのかと思っていましたがレストランでイカフライがでる所などもあるようですね。それにしても2メートルのイカ釣ってどうするんでしょうか。
イカつながりでこんなニュースを見つけました。岩手県山田町魚市場で6日約60トンのスルメイカが水揚げされたとのこと。今期一番の大漁です。魚体は小ぶりでしたがまずまずの値段で取引されたとのこと。不漁だったサケ漁も回復が見られようやく本格的に冬漁が始まったようです。


死ぬまでに一度は行きたい世界の1000カ所 南北アメリカ編



アメリカ大陸コメ物語 コメ食で知る日系移民開拓史

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December 7, 2008 SFGate
カリフォルニア州 Half Moon Bay(ハーフムーンベイ) を沖へ160キロも行くと、およそ800メートルにわたって海面が白い泡と触腕で沸きかえっているように見えることがあるそうです。「あれはイカが魚の群れを食べているんだ。おそろしい食欲だよ。」と地元の漁師は語ります。
この周辺海域で Humboldt squid(アメリカオオアカイカ) についてのエピソードは数々あるといいます。Emeryville(エメリーヴィル) のフィッシングボートがこのイカに囲まれ攻撃を受けたという話もあります。そのとき釣り人たちはオオアカイカの入れ食い状態だったとのこと。やがて10頭のシャチが姿を現し、狂喜乱舞してイカを切り裂いては食べていたそうです。
アメリカオオアカイカの大群がやってくることはプラスとマイナスの両側面があるといいます。プラス面としては太平洋沿岸で最もエキサイティングな新しいフィッシングができるということ。マイナス面はこのイカは肉食魚でありこの海域の食物連鎖をすっかり変えてしまう恐れがあることです。
Monterey Bay Research Institute(モントレー湾水族館研究所) の調査によると、アメリカオオアカイカがカリフォルニア沖で初めて目撃されたのは1930年のことでした。その後1997年に一度確認されたきり姿を見せませんでしたが、2002年以降はこの新しい土地に定住したらしいとのこと。彼らはもともと南アメリカ沖に生息していることが知られていましたが、近年太平洋沿岸沿いに北へと生息域を広げているのです。
地元の船長は、「やつらは食べるマシンだ。」といいます。1日に自分の体重と同じ重さの獲物を平らげるのです。深海の black rockfish(メバルの類) やサーモンにイカの噛み跡を見つけたという話やサーディンやアンチョビの大群を根こそぎ食べるところを見たという目撃証言もあります。チリ沖に hake(ヘイク、タラの類) がいなくなったのはこのイカのせいではないかとも考えられているのです。その影響は計り知れず、恐ろしい事態だとその船長は語っています。
◆◇◆
アメリカオオアカイカは世界で最も早く成長する生き物で、約1年で45キロになった例もあるそうです。平均体重は7キロから27キロくらいとのこと。ただし寿命は短くおよそ1年位と考えられています。
欧米の人はイカやタコは食べないのかと思っていましたがレストランでイカフライがでる所などもあるようですね。それにしても2メートルのイカ釣ってどうするんでしょうか。
イカつながりでこんなニュースを見つけました。岩手県山田町魚市場で6日約60トンのスルメイカが水揚げされたとのこと。今期一番の大漁です。魚体は小ぶりでしたがまずまずの値段で取引されたとのこと。不漁だったサケ漁も回復が見られようやく本格的に冬漁が始まったようです。
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Posted by うおみ at 14:41│Comments(0)
│お魚ニュース
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