2009年02月20日
ごっくんカメラは使えるのか?・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は小型カメラの話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
ATLANTA (AP) 19 Feb 2009 My Fox Atlanta
アメリカ・ジョージア州の Georgia Aquarium(ジョージア水族館)の巨大水槽では海洋動物の胃腸病を診断するためにピル・カメラ技術を使えるかどうかのテストが行われたそうです。
テストは同水族館の Ocean Voyager 水槽で木曜日の朝始められました。ダイバーがカプセル型小型カメラとデータ記録用のセンサー、コンピューターのハード・ドライブを持参して潜るのです。
水族館の獣医師 Greg Bossart 氏は、人間の診断にも使われているピル・カメラ PillCam SB を使うことで魚の体を傷つけることなく病気を診断できるのではないかと期待しています。
「魚からクジラに到るまで胃腸病にかかった水棲動物を多く見てきました。クジラなどは大きすぎて我々人間がレントゲンを撮るようなわけにはいかないのです。」 Bossart 氏は語ります。
このカプセルは8年前に U.S. Food and Drug Administration(米国食品医薬品局) によって認可されたもので、人間の胃潰瘍や結腸ガン、局限性回腸炎などの診断に使われています。従来の内視鏡が一般的ですが、ピル・カメラも徐々に普及しているといいます。
これまでジンベイザメやベルーガの消化管を検査するためには彼らをおとなしくさせて水から上げ、長い内視鏡を体内に通す必要がありました。しかしこのカプセル型カメラが使えれば彼らにストレスを与えることなく同じ情報を得ることができるのです。
しかし残念ながら木曜日のテストで問題が明らかになりました。センサーから6フィート(約1.8メートル)以上離れると信号が届かないことが判明したのです。したがってダイバーがピル・カメラを飲み込んで行うテストは延期されることになりました。
ダイバーが10メートルの深さの水槽中を泳ぎまわり水圧がセンサーにどのような影響を与えるかを調べる実験も同時に行いました。送られてくる映像ははっきりしたり、明滅したりと安定しないものだったようです。
Bossart 氏と実験チームは再びトライする前にセンサーとハード・ドライブの防水について考える必要があると語っています。
◆◇◆
この試みが成功するとジョージア水族館はピル・カメラを海洋動物に使ったはじめての施設になるということでチームは意気込んでいるようです。またここでは2007年にラルフとノートンという2頭のジンベイザメを病気で死なせてしまうという悲しい出来事があったため余計に力が入るのかなとも思います。
ジンベイザメならずとも早くカプセルタイプの胃腸カメラが普及してほしいものですね。日本でもこのタイプが販売認可を取得したという話も聞きますが費用的にはどうなのでしょうか。
ピル・カメラとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。「カートンカン」なるものが店頭に増えてきているそうです。これは原料にスギやヒノキの間伐材を使ったリサイクル可能な紙製の飲料容器です。初めて使われたのは平成8年のことで、ポッカコーポレーションがコーヒーなど約15種類を揃えたり、間伐材シートを張りつけたラッピング自動販売機を開発したとのこと。10年以上販売を続けており、環境問題が取りざたされ始めたここ数年で問い合わせが増えているそうです。カートンカンは食品本来の味と香りを損なわず美味しさが長持ちするという利点もあるため、これを採用する大手メーカーも増えているとのこと。


最新病気別検査と手術 痛くない!苦しくない!



男の病気、女の病気

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ATLANTA (AP) 19 Feb 2009 My Fox Atlanta
アメリカ・ジョージア州の Georgia Aquarium(ジョージア水族館)の巨大水槽では海洋動物の胃腸病を診断するためにピル・カメラ技術を使えるかどうかのテストが行われたそうです。
テストは同水族館の Ocean Voyager 水槽で木曜日の朝始められました。ダイバーがカプセル型小型カメラとデータ記録用のセンサー、コンピューターのハード・ドライブを持参して潜るのです。
水族館の獣医師 Greg Bossart 氏は、人間の診断にも使われているピル・カメラ PillCam SB を使うことで魚の体を傷つけることなく病気を診断できるのではないかと期待しています。
「魚からクジラに到るまで胃腸病にかかった水棲動物を多く見てきました。クジラなどは大きすぎて我々人間がレントゲンを撮るようなわけにはいかないのです。」 Bossart 氏は語ります。
このカプセルは8年前に U.S. Food and Drug Administration(米国食品医薬品局) によって認可されたもので、人間の胃潰瘍や結腸ガン、局限性回腸炎などの診断に使われています。従来の内視鏡が一般的ですが、ピル・カメラも徐々に普及しているといいます。
これまでジンベイザメやベルーガの消化管を検査するためには彼らをおとなしくさせて水から上げ、長い内視鏡を体内に通す必要がありました。しかしこのカプセル型カメラが使えれば彼らにストレスを与えることなく同じ情報を得ることができるのです。
しかし残念ながら木曜日のテストで問題が明らかになりました。センサーから6フィート(約1.8メートル)以上離れると信号が届かないことが判明したのです。したがってダイバーがピル・カメラを飲み込んで行うテストは延期されることになりました。
ダイバーが10メートルの深さの水槽中を泳ぎまわり水圧がセンサーにどのような影響を与えるかを調べる実験も同時に行いました。送られてくる映像ははっきりしたり、明滅したりと安定しないものだったようです。
Bossart 氏と実験チームは再びトライする前にセンサーとハード・ドライブの防水について考える必要があると語っています。
◆◇◆
この試みが成功するとジョージア水族館はピル・カメラを海洋動物に使ったはじめての施設になるということでチームは意気込んでいるようです。またここでは2007年にラルフとノートンという2頭のジンベイザメを病気で死なせてしまうという悲しい出来事があったため余計に力が入るのかなとも思います。
ジンベイザメならずとも早くカプセルタイプの胃腸カメラが普及してほしいものですね。日本でもこのタイプが販売認可を取得したという話も聞きますが費用的にはどうなのでしょうか。
ピル・カメラとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。「カートンカン」なるものが店頭に増えてきているそうです。これは原料にスギやヒノキの間伐材を使ったリサイクル可能な紙製の飲料容器です。初めて使われたのは平成8年のことで、ポッカコーポレーションがコーヒーなど約15種類を揃えたり、間伐材シートを張りつけたラッピング自動販売機を開発したとのこと。10年以上販売を続けており、環境問題が取りざたされ始めたここ数年で問い合わせが増えているそうです。カートンカンは食品本来の味と香りを損なわず美味しさが長持ちするという利点もあるため、これを採用する大手メーカーも増えているとのこと。
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男の病気、女の病気
Posted by うおみ at 17:36│Comments(0)
│お魚ニュース
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