2009年07月04日
淡水を目指すサメとは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は意外な場所で見つかった恐ろしい魚の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
HENDERSON, LA July 3, 2009 WAFB.com
Louisiana Department of Wildlife and Fisheries(ルイジアナ州野生生物・水産業省) は最近 Atchafalaya Basin Swamp(アチャファラヤベイスン) 湿地内の水辺でサメを発見したと発表したそうです。
多くの人はサメは海に住むものと考えていますが、実際サメはアチャファラヤのイトスギに囲まれた沼地にも生息しているようです。同省の Mike
Walker 氏は、「swamp(湿地、沼沢地) に住むサメなのでスワンプ・シャークとでも言いましょうか。」と話します。
Walker 氏のもとにはルイジアナ州の内陸の水域で捕獲された bull
sharks(オオメジロザメ) の写真が何枚か保管されています。彼はサメが湿地帯の水系に増えてきたのはがこの数十年だと話します。
しかしアチャファラヤ湿地ツアーのガイドである Curtis Allemond 氏は、川の水位が低いときによくサメを捕まえたものだ、と話しているとのこと。
Walker 氏にとって特にオオメジロザメは悩みの種です。このサメは攻撃性が高く人間に対する襲撃事件の多くがこのサメの仕業だと考えられているからです。もっともルイジアナ州の湿地帯ではサメのアタックは確認されていないといいます。
オオメジロザメは湿地帯のあたりをうろついているばかりではないようです。ミシシッピ川をはるかにさかのぼったセントルイスで捕獲された例もあるのです。サメの体の作りには淡水に対処する何らかのメカニズムがあり、生きていくうえで高濃度の塩分を必要としないのかもしれないと彼は語ります。「信じられない話かもしれませんが、ルイジアナの深いスワンプにはサメの中で最も危険なオオメジロザメが悠々と泳いでいるのです。」
◆◇◆
サメの仲間は体のつくりからして海水魚ですが、オオメジロザメだけは唯一淡水でも生きていけるのだそうです。ニカラグアのニカラグア湖という淡水湖はオオメジロザメが生息することで有名だったそうです。もっとも今ではフカヒレ目当てに乱獲され激減してしまったようですが。
巨大ザメとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。英インペリアル・カレッジ・ロンドンのティム・カウルソン氏らはスコットランドに生息するソーエイヒツジという野生種について研究を続けた結果、過去約25年の間に子ヒツジの成長が遅くなり、小型化が進んでいることが分かったそうです。厳しい冬に耐えるには体重を増加させる必要がありますが、温暖化の影響で冬が短くなっており、その必要がなくなっているとのではないかというのが氏らの説とのこと。このまま温暖化が進んだ場合ヒツジが「ポケットサイズ」まで小型化するかについては「現時点では予測できない」と話しているそうです。


スワンプ・ツアー 日本語版 日本語対訳付き



野生動物 ナショナルジオグラフィック

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
HENDERSON, LA July 3, 2009 WAFB.com
Louisiana Department of Wildlife and Fisheries(ルイジアナ州野生生物・水産業省) は最近 Atchafalaya Basin Swamp(アチャファラヤベイスン) 湿地内の水辺でサメを発見したと発表したそうです。
多くの人はサメは海に住むものと考えていますが、実際サメはアチャファラヤのイトスギに囲まれた沼地にも生息しているようです。同省の Mike
Walker 氏は、「swamp(湿地、沼沢地) に住むサメなのでスワンプ・シャークとでも言いましょうか。」と話します。
Walker 氏のもとにはルイジアナ州の内陸の水域で捕獲された bull
sharks(オオメジロザメ) の写真が何枚か保管されています。彼はサメが湿地帯の水系に増えてきたのはがこの数十年だと話します。
しかしアチャファラヤ湿地ツアーのガイドである Curtis Allemond 氏は、川の水位が低いときによくサメを捕まえたものだ、と話しているとのこと。
Walker 氏にとって特にオオメジロザメは悩みの種です。このサメは攻撃性が高く人間に対する襲撃事件の多くがこのサメの仕業だと考えられているからです。もっともルイジアナ州の湿地帯ではサメのアタックは確認されていないといいます。
オオメジロザメは湿地帯のあたりをうろついているばかりではないようです。ミシシッピ川をはるかにさかのぼったセントルイスで捕獲された例もあるのです。サメの体の作りには淡水に対処する何らかのメカニズムがあり、生きていくうえで高濃度の塩分を必要としないのかもしれないと彼は語ります。「信じられない話かもしれませんが、ルイジアナの深いスワンプにはサメの中で最も危険なオオメジロザメが悠々と泳いでいるのです。」
◆◇◆
サメの仲間は体のつくりからして海水魚ですが、オオメジロザメだけは唯一淡水でも生きていけるのだそうです。ニカラグアのニカラグア湖という淡水湖はオオメジロザメが生息することで有名だったそうです。もっとも今ではフカヒレ目当てに乱獲され激減してしまったようですが。
巨大ザメとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。英インペリアル・カレッジ・ロンドンのティム・カウルソン氏らはスコットランドに生息するソーエイヒツジという野生種について研究を続けた結果、過去約25年の間に子ヒツジの成長が遅くなり、小型化が進んでいることが分かったそうです。厳しい冬に耐えるには体重を増加させる必要がありますが、温暖化の影響で冬が短くなっており、その必要がなくなっているとのではないかというのが氏らの説とのこと。このまま温暖化が進んだ場合ヒツジが「ポケットサイズ」まで小型化するかについては「現時点では予測できない」と話しているそうです。
スワンプ・ツアー 日本語版 日本語対訳付き
野生動物 ナショナルジオグラフィック
Posted by うおみ at 12:10│Comments(0)
│お魚ニュース
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
