2009年10月25日
君はスーパースターだ!・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日の主人公はあの生き物です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(迫力ある写真が載ってます。)
24th October 2009 Mail Online
Stan はイギリス近海でよく見かける spiny starfish(スパイニー・スターフィッシュ、ヒトデの1種) ですが、仲間とは違う大きな特徴を持っています。普通ヒトデは5本の足を持ちますが彼には8本足があるのです。専門家によると8本足を持つヒトデが発見されるのは世界初とのこと。
ヒトデには失った足を再生する能力があり、時には失った1本の代わりに2本再生されることもあります。しかし Stan の組織の一部を詳しく調べたところ彼の場合は生まれつきだということが分かったそうです。
ヒトデの中央部には口や胃など重要な器官が詰まった平たいディスク状の部分があります。彼の場合2つのディスクが溶け合い8角形の形をしているのです。
Plymouth(プリマス) の海洋魚類生物学者 Douglas Herdson 氏は、Stan はシャムの双子のように受精卵が初期の発達段階でうまく分化しなかったためにこのような形になったのではないかと考えています。「今までこんなことは聞いたことがありません。」と彼は話しています。
Stan は研究のために組織を一部提供しましたがいたって元気とのこと。大きさは直径約25センチで普通のヒトデよりもビッグサイズです。実際8本足の Stan は食事の時に有利で、余分な足は獲物を掴んだり、美味しい貝をこじ開けるのに重宝しているようです。
彼は先週 Cornwall(コーンウォール) 沖でカニ捕獲用のカゴの中で発見され Newquay(ニューキー) の Blue Reef Aquarium(ブルー・リーフ水族館) に引き渡されました。現在はこの水族館で展示されており来館者の人気者になりつつあるそうです。
◆◇◆
このヒトデは大西洋、イギリス海峡、北海などのおよそ深さ200メートルほどの岩の多い海底に生息します。ヒトデの中でも悪食な方で魚はもちろん甲殻類や貝、他のヒトデまで生死を問わず食べるとのこと。自分の体よりも大きなものも胃を口から出して丸々吸収してしまうそうです。
ヒトデとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。和歌山県の近畿大水産研究所大島実験場は完全養殖のマグロの出荷が過去最大に増えたことを発表したそうです。同実験場での「第3世代」のうち約4万匹が体長25~40センチ、重さ200グラム~1キロの幼魚(ヨコワ)に育ち養殖業者に向けて出荷が始まったとのこと。生存数アップの要因については生産拠点を拡大したことや配合飼料の品質を向上させたことなどを挙げているそうです。


自然界の秘められたデザイン 雪の結晶はなぜ六角形なのか?



海洋生物学入門

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24th October 2009 Mail Online
Stan はイギリス近海でよく見かける spiny starfish(スパイニー・スターフィッシュ、ヒトデの1種) ですが、仲間とは違う大きな特徴を持っています。普通ヒトデは5本の足を持ちますが彼には8本足があるのです。専門家によると8本足を持つヒトデが発見されるのは世界初とのこと。
ヒトデには失った足を再生する能力があり、時には失った1本の代わりに2本再生されることもあります。しかし Stan の組織の一部を詳しく調べたところ彼の場合は生まれつきだということが分かったそうです。
ヒトデの中央部には口や胃など重要な器官が詰まった平たいディスク状の部分があります。彼の場合2つのディスクが溶け合い8角形の形をしているのです。
Plymouth(プリマス) の海洋魚類生物学者 Douglas Herdson 氏は、Stan はシャムの双子のように受精卵が初期の発達段階でうまく分化しなかったためにこのような形になったのではないかと考えています。「今までこんなことは聞いたことがありません。」と彼は話しています。
Stan は研究のために組織を一部提供しましたがいたって元気とのこと。大きさは直径約25センチで普通のヒトデよりもビッグサイズです。実際8本足の Stan は食事の時に有利で、余分な足は獲物を掴んだり、美味しい貝をこじ開けるのに重宝しているようです。
彼は先週 Cornwall(コーンウォール) 沖でカニ捕獲用のカゴの中で発見され Newquay(ニューキー) の Blue Reef Aquarium(ブルー・リーフ水族館) に引き渡されました。現在はこの水族館で展示されており来館者の人気者になりつつあるそうです。
◆◇◆
このヒトデは大西洋、イギリス海峡、北海などのおよそ深さ200メートルほどの岩の多い海底に生息します。ヒトデの中でも悪食な方で魚はもちろん甲殻類や貝、他のヒトデまで生死を問わず食べるとのこと。自分の体よりも大きなものも胃を口から出して丸々吸収してしまうそうです。
ヒトデとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。和歌山県の近畿大水産研究所大島実験場は完全養殖のマグロの出荷が過去最大に増えたことを発表したそうです。同実験場での「第3世代」のうち約4万匹が体長25~40センチ、重さ200グラム~1キロの幼魚(ヨコワ)に育ち養殖業者に向けて出荷が始まったとのこと。生存数アップの要因については生産拠点を拡大したことや配合飼料の品質を向上させたことなどを挙げているそうです。
自然界の秘められたデザイン 雪の結晶はなぜ六角形なのか?
海洋生物学入門
Posted by うおみ at 14:20│Comments(0)
│お魚ニュース
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