2010年06月27日
目にご注意・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は寄生虫の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
June 25, 2010 Science Daily
淡水魚の目は寄生虫にとって快適なホームであることが分かったそうです。それは免疫反応が限られるためです。
淡水魚に寄生する吸虫の幼虫はごく小さく、はっきりとしない白い塊のように見えるため確認するのはかなり難しいといいます。そのため科学者たちは魚に寄生する寄生虫の種類がどれくらいいるのかはっきりと分かりませんでした。
これまでは数種類のゼネラリスト種があらゆる種類の魚に寄生すると考えられていました。しかしカナダ・ケベック州の Concordia University(コンコルディア大学) で博士号を取得した Sean Locke 氏と研究チームは DNAバーコーディング技術を使い初めてこれまで一般的だった説がそうではないことを証明しました。
チームは寄生虫がいるのはある特定の魚かまたはその近縁種の筋肉やエラ、脳などの組織であることを発見したのです。
それとは対照的に魚の目のレンズには多くの種類の魚やカエルにさえも寄生する5種類の吸虫が寄生していることが分かりました。
Locke 氏は目のレンズはホストの Achilles' heel(弱点) だと話します。この場での免疫反応は魚の視力をうばうので、進化の過程で免疫学的に抑制がかかるようになってきたといいます。
この発見は野生動物の保護や魚の養殖面で実質的な利益につながる可能性があります。吸中の幼虫は世界中どこにでもいる魚の寄生虫であり養殖やスポーツフィッシングの現場で問題となっているからです。
野生動物の寄生虫を取り除くことはとても困難ですが、病原体を確認することはまず最初のステップでしょう、と Locke 氏は語っています。
◆◇◆
generalist species(ゼネラリスト種) というのは幅広い環境で生きていくことができ、エネルギー源も多様な種類です。対するのは specialist
species で狭い範囲の中限られたものからエネルギーを得る種類とのこと。寄生虫といえども自分の快適なホームを探して生きているようです。
こんなニュースを見つけました。滋賀県安曇川、北川、麻生川で26日、アユの友釣りが解禁になり「朽木渓谷鮎まつり大物釣り大会」が開幕したそうです。安曇川本流には大勢の愛好家が繰り出し20センチ前後のアユを釣り上げていたとのこと。大会は9月10日まで行われ、釣り上げたアユの大きさを競うのだそうです。
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June 25, 2010 Science Daily
淡水魚の目は寄生虫にとって快適なホームであることが分かったそうです。それは免疫反応が限られるためです。
淡水魚に寄生する吸虫の幼虫はごく小さく、はっきりとしない白い塊のように見えるため確認するのはかなり難しいといいます。そのため科学者たちは魚に寄生する寄生虫の種類がどれくらいいるのかはっきりと分かりませんでした。
これまでは数種類のゼネラリスト種があらゆる種類の魚に寄生すると考えられていました。しかしカナダ・ケベック州の Concordia University(コンコルディア大学) で博士号を取得した Sean Locke 氏と研究チームは DNAバーコーディング技術を使い初めてこれまで一般的だった説がそうではないことを証明しました。
チームは寄生虫がいるのはある特定の魚かまたはその近縁種の筋肉やエラ、脳などの組織であることを発見したのです。
それとは対照的に魚の目のレンズには多くの種類の魚やカエルにさえも寄生する5種類の吸虫が寄生していることが分かりました。
Locke 氏は目のレンズはホストの Achilles' heel(弱点) だと話します。この場での免疫反応は魚の視力をうばうので、進化の過程で免疫学的に抑制がかかるようになってきたといいます。
この発見は野生動物の保護や魚の養殖面で実質的な利益につながる可能性があります。吸中の幼虫は世界中どこにでもいる魚の寄生虫であり養殖やスポーツフィッシングの現場で問題となっているからです。
野生動物の寄生虫を取り除くことはとても困難ですが、病原体を確認することはまず最初のステップでしょう、と Locke 氏は語っています。
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generalist species(ゼネラリスト種) というのは幅広い環境で生きていくことができ、エネルギー源も多様な種類です。対するのは specialist
species で狭い範囲の中限られたものからエネルギーを得る種類とのこと。寄生虫といえども自分の快適なホームを探して生きているようです。
こんなニュースを見つけました。滋賀県安曇川、北川、麻生川で26日、アユの友釣りが解禁になり「朽木渓谷鮎まつり大物釣り大会」が開幕したそうです。安曇川本流には大勢の愛好家が繰り出し20センチ前後のアユを釣り上げていたとのこと。大会は9月10日まで行われ、釣り上げたアユの大きさを競うのだそうです。
Posted by うおみ at 14:23│Comments(0)
│お魚ニュース
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