2008年09月28日
クジラ救出も命がけだ!・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はクジラの話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
September 27th, 2008 Goldcoast.com.au
先日オーストラリアは Gold Coast(ゴールドコースト) 沖で過酷なクジラ救出劇が行われたそうです。救出が終わるまで実に8時間かかったとのこと。
その日朝早く尾にシャーク・ネットが絡まり長く引きずっている1頭の
humpback whale(ザトウクジラ) が発見されます。
SeaWorld rescue team(シーワールド・レスキュー・チーム) を初めとする総勢15人の救助チームメンバーは10時半頃にクジラに追いつき作業が始まります。
救助メンバーの一人 Long 氏によるとそのクジラはまだ若く体長は約9メートルほどで、恐ろしいほど大量のネットを尾に引っ掛けながらもとても力強かったと語っています。
そのネットは長さ600メートル、深さ5メートルあり重いアンカーと16ゲージのチェーンがついています。これは先週の土曜日に Currumbin
Creek(カランビン・クリーク) でなくなったという報告があったものとのこと。
Long 氏はこのレスキューは彼の34年のキャリアの中でも最もハードなものだったと語ります。それはクジラの強さのためだといいます。
メンバーはクジラが水中に潜るのを防止しまた彼らが尾に近づいてネットを切り離すことができるようにフロートを近づけようとします。そしてシーワールドの船と別の船にブイを取り付けますが、クジラは水中に潜ろうと必死です。
クジラは力はあまりに強くいくつも船の装備を壊しカギつきの針を真っすぐにしてしまったとのこと。メンバーはブイの位置を少なくとも12回は変えなければならなかったといいます。
午後も遅くに彼らはどうにか尾の近くにフロートを近づけることに成功し、ネットを引っ掛け特別仕様のナイフで切っていくことができたのです。初めはまずアンカーとチェーンを取り除くことから始めます。すっかり取り除かれた時クジラは北のほうに向かって去っていったそうです。そのときかなり疲れていたようにみえたと Long 氏は語っています。
ネットは恐らく1週間以上クジラにひっかっかっていたと考えられクジラにとっては非常に苦痛だったのではないかと彼は言います。そして皮膚の1部を失ったかも知れないが大きな怪我はしていないとみているそうです。
レスキューが長引くにつれ周囲ではクジラをそのままにしてメンバーは帰還した方がよいのではという話も出たようですが、Long 氏は誰もクジラ救助をあきらめなかったしみんなよく働いた、と胸を張ります。
◆◇◆
クジラの回遊の季節は12月まで続きこの場所では南に向かうクジラが数多く目撃されるそうですね。ゴールドコーストではビーチ沖にサメ捕獲のためのシャークネットが張られ毎年犠牲になるクジラがでてくるのだそうです。今回の救出劇は2008年のシーズンでは初めてとの事で、10回も出動しなければならなかったシーズンもあったとのこと。
クジラとは関係ないですがこんなニュースを見つけました。和歌山県は九絵町比井崎漁協市場において10月11日「クエ・フェア」が開催されるそうです。高級魚クエの鍋料理やクエめしがリーズナブルなお値段で味わえる上クイズやライブショーなど内容が盛りだくさんのイベントのようです。
クエ好きの方いってみられてはいかがでしょう。


野性動物のレスキューマニュアル



誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる

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September 27th, 2008 Goldcoast.com.au
先日オーストラリアは Gold Coast(ゴールドコースト) 沖で過酷なクジラ救出劇が行われたそうです。救出が終わるまで実に8時間かかったとのこと。
その日朝早く尾にシャーク・ネットが絡まり長く引きずっている1頭の
humpback whale(ザトウクジラ) が発見されます。
SeaWorld rescue team(シーワールド・レスキュー・チーム) を初めとする総勢15人の救助チームメンバーは10時半頃にクジラに追いつき作業が始まります。
救助メンバーの一人 Long 氏によるとそのクジラはまだ若く体長は約9メートルほどで、恐ろしいほど大量のネットを尾に引っ掛けながらもとても力強かったと語っています。
そのネットは長さ600メートル、深さ5メートルあり重いアンカーと16ゲージのチェーンがついています。これは先週の土曜日に Currumbin
Creek(カランビン・クリーク) でなくなったという報告があったものとのこと。
Long 氏はこのレスキューは彼の34年のキャリアの中でも最もハードなものだったと語ります。それはクジラの強さのためだといいます。
メンバーはクジラが水中に潜るのを防止しまた彼らが尾に近づいてネットを切り離すことができるようにフロートを近づけようとします。そしてシーワールドの船と別の船にブイを取り付けますが、クジラは水中に潜ろうと必死です。
クジラは力はあまりに強くいくつも船の装備を壊しカギつきの針を真っすぐにしてしまったとのこと。メンバーはブイの位置を少なくとも12回は変えなければならなかったといいます。
午後も遅くに彼らはどうにか尾の近くにフロートを近づけることに成功し、ネットを引っ掛け特別仕様のナイフで切っていくことができたのです。初めはまずアンカーとチェーンを取り除くことから始めます。すっかり取り除かれた時クジラは北のほうに向かって去っていったそうです。そのときかなり疲れていたようにみえたと Long 氏は語っています。
ネットは恐らく1週間以上クジラにひっかっかっていたと考えられクジラにとっては非常に苦痛だったのではないかと彼は言います。そして皮膚の1部を失ったかも知れないが大きな怪我はしていないとみているそうです。
レスキューが長引くにつれ周囲ではクジラをそのままにしてメンバーは帰還した方がよいのではという話も出たようですが、Long 氏は誰もクジラ救助をあきらめなかったしみんなよく働いた、と胸を張ります。
◆◇◆
クジラの回遊の季節は12月まで続きこの場所では南に向かうクジラが数多く目撃されるそうですね。ゴールドコーストではビーチ沖にサメ捕獲のためのシャークネットが張られ毎年犠牲になるクジラがでてくるのだそうです。今回の救出劇は2008年のシーズンでは初めてとの事で、10回も出動しなければならなかったシーズンもあったとのこと。
クジラとは関係ないですがこんなニュースを見つけました。和歌山県は九絵町比井崎漁協市場において10月11日「クエ・フェア」が開催されるそうです。高級魚クエの鍋料理やクエめしがリーズナブルなお値段で味わえる上クイズやライブショーなど内容が盛りだくさんのイベントのようです。
クエ好きの方いってみられてはいかがでしょう。
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Posted by うおみ at 14:48│Comments(0)
│お魚ニュース
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